この記事では、安全で良質なキャットフードの選び方を解説します。
【はじめに】キャットフードは栄養バランスが良い
まず前提として、猫に与える食事は、キャットフードが適しています。
市販のキャットフードには、猫に必要な栄養素がバランス良く含まれているためです。また、実店舗や通販で購入でき、タイプによっては長期保存にも向いています。
飼い主さんの中には、手作りのフードやおやつをあげたいと思っている方もいるかもしれません。しかし、栄養バランスの良いフードを手作りすることは難しく、猫の偏食や栄養失調を招いてしまう可能性もあります。
そのため、猫の食事に関する専門的な知識があまりない場合は、キャットフードを与えるのがおすすめです。
キャットフード選びのポイント
当サイトでは、失敗しないキャットフードの選び方として、以下の3つのポイントを挙げています。
選び方のポイント | 目的 |
---|---|
①メインの原材料が良質な肉や魚 | ●消化に負担をかけにくくする |
②穀類不使用、または少なめ | ●消化機能の低下を防ぐ ●高血糖を防ぐ ●肥満を防ぐ |
③人工添加物不使用 | ●免疫低下や内臓疾患のリスクを減らす |
以下、それぞれ詳しく解説します。
①メインの原材料が良質な肉や魚
まず、メインの原材料に、良質な肉や魚を使っているフードを選びましょう。
メインの原材料(主原料)とは、原材料名の最初に書かれている原材料のことです。
主原料が魚 | |
---|---|
主原料が穀物(穀類) |
猫は完全肉食動物なので、肉や魚といった動物性タンパク質は消化しやすく、負担がかかりません。
品質も要チェック
ただし、「肉や魚を使っていれば何でも良い」というわけではありません。むしろ肉や魚といった重要なタンパク源の品質が不明だと、病気やアレルギーにつながってしまいます。
特に下記のような原材料名には注意しましょう。
原材料名 | 詳細 |
---|---|
ミートミール | ●低品質な肉の可能性あり ●危険な消毒剤が入っていることも |
ミートエキス | |
とうもろこし | (とうもろこしの含有量が多いフードの場合) ●糖質過多になる可能性があり |
小麦 | ●アレルゲンになりやすい ●グルテンが消化に悪い |
表記が曖昧な動物性油脂 | ●何の油を使っているか明記していないため、粗悪な油が使われている可能性あり |
そこで、品質を判断する時に確認したいのが「ヒューマングレード」「オーガニック」など品質を表すワードです。
- ヒューマングレード
「人間が食べられるほど高品質な原材料を使用している」という意味。
明確な基準はない - オーガニック
「フードの原材料そのものに農薬や化学肥料が使われていない」という意味。
どんな基準でオーガニック認証をクリアしたのかは認証機関ごとに異なる
②穀類不使用、または少なめ
次に、穀物不使用、または含有量が少ないフードを選びましょう。
ポイント①でも述べた通り、猫は完全肉食動物です。そのため、肉や魚に比べると穀物は消化しにくいという特徴があります。
また、小麦やトウモロコシといった穀物には炭水化物が多く含まれています。調査によると、「40%以上の炭水化物は、消化機能の低下(下痢、嘔吐、鼓腸等)や高血糖を引き起こすことがある」と報告されています。
基本的に、市販のキャットフードには猫が消化しきれないほどの穀物を使用していませんが、消化機能の低下や肥満、高血糖を避けるために、なるべく穀物は摂り過ぎないことが望ましいです。
[出典:三鷹獣医科グループ] 健康的な成長のために、危険な人工添加物が含まれていないフードを選びましょう。 天然由来でない添加物は、種類によっては発がん性などのリスクがあるほか、免疫が低下したり、内臓疾患を起こしたりします。 以上、この記事では、キャットフードの選び方について解説しました。 ポイントをおさらいしましょう。 上記を参考に、愛猫に最適なキャットフードを見つけましょう。③人工添加物不使用
危険性が高い 危険性が低い ●香料
●着色料
●BHT、BHA ●香料(天然由来)
●酸化防止剤(ローズマリー抽出物など天然由来)まとめ
選び方のポイント 目的 ①主原料は良質な動物性タンパク質 ●消化に負担をかけにくくする ②穀類不使用または少なめ ●消化機能の低下を防ぐ
●高血糖を防ぐ
●肥満を防ぐ③人工添加物不使用 ●免疫低下や内臓疾患のリスクを減らす
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