猫にありがちなトラブルといえば毛玉。毛玉をよく吐き出してしまっていたり、お腹につまってしまったりと、よくあるトラブルなだけに心配ですよね。
今回は、毛玉ケアキャットフードについて。選ぶ際のポイントと注意点、そして最後におすすめキャットフードをランキング形式でご紹介したいと思います。
猫が毛玉を吐くのは何故?
まず最初に、猫が毛玉を吐く理由を理解しておきましょう。猫の毛玉対策は日常生活の中でも簡単にできるのです。
猫ちゃんにとって1番の毛玉対策とは?
猫ちゃんが自分でセルフグルーミング(毛づくろい)をしている姿はよく見ますよね。そのセルフグルーミングで飲み込んだ毛が胃の中でからまって毛玉となるのです。
⇒まずは日常生活の中でこまめにブラッシングをしてあげましょう。(嫌がる猫も多いですがシャンプーも効果大)
毛玉が体内に残ってしまうと・・・
猫草などを食べて胃を刺激し、毛玉を吐きだす
⇒頻繁に毛玉や草を吐きだしていたら胃炎の可能性。さらに嘔吐による脱水症状
毛玉を吐きだせない
⇒たまった毛玉が胃の粘膜を刺激して胃腸の働きを悪くする ⇒毛球症(食欲不振・痩せ気味)
食事で毛玉対策
よく毛玉を吐きだしていて心配・・・そんな猫ちゃんへの対策には毛玉ケアフードを活用してみましょう。毛玉ケアフードは、飲み込んだ毛や毛玉が便と共にスムーズに排出するのをサポートしてくれます。
毛玉ケアフードをあげるときは・・・
- 主食として毛玉ケアフードを与える
- 他のフードと混ぜない(毛玉ケアの効果が半減するかも)
毛玉ケア用のおすすめキャットフードランキング
当サイトでおすすめしている毛玉ケア(対策)キャットフードをランキングにしました。
第5位:ナチュラルバランス ウルトラプレミアム インドアキャット フォーミュラ
評価 | Bランク |
価格 | ¥2,047 |
量 | 1kg |
カロリー(100gあたり) | 約357kcal |
メイン食材 | チキンミール(乾燥肉) |
生産国 | アメリカ |
酸化防止剤 | ビタミンE(天然混合トコフェロール) |
着色料 | 未使用 |
穀物 | 玄米 |
賞味期限 | 常温未開封で製造日より18ヶ月 |
抜け毛が多い室内猫への毛玉対策として、ビタミンとミネラルを多く含んだ繊維質を使用している「ナチュラルバランス」のインドアキャット(室内猫)フォーミュラ。
主原料は乾燥肉を粉状にしたチキンミール。穀類の中でも特に栄養価の高い玄米やオートミール(オーツ麦)を使用。新鮮な野菜や果物配合。消化に良いサーモンミールなどを使っています。
第4位:アーテミス オソピュア サーモン&ガルバンゾー
評価 | Aランク |
価格 | 4,536円※公式サイト参考 |
量 | 2,3kg |
カロリー(100gあたり) | 約381.5kcal |
メイン食材 | フレッシュサーモン |
生産国 | アメリカ |
酸化防止剤 | 混合トコフェロール(ビタミンE) |
着色料 | 未使用 |
穀物 | 未使用 |
賞味期限 | 常温未開封で製造日より12ヶ月 |
『アーテミス』から、消化吸収に優れアレルギーの心配も少ないサーモンを主原料に使い、消化に悪い穀類は一切不使用のグレインフリーキャットフード「オソピュア」。
腸内環境を整えるガルバンゾー豆(ひよこ豆)は、食物繊維・タンパク質・ビタミン・ミネラルを豊富に含むだけでなく、腸内で有害物質や糖質の吸収を阻害し、その排泄を促す作用があります。
第3位:アーテミス フレッシュミックス 毛玉ケア
評価 | Aランク |
価格 | ¥1,979 |
量 | 1kg |
カロリー(100gあたり) | 約392.2kcal |
メイン食材 | フレッシュチキン |
生産国 | アメリカ |
酸化防止剤 | ビタミンE |
着色料 | 未使用 |
穀物 | 大麦のみ |
賞味期限 | 常温未開封で製造日より12ヶ月 |
私たち人間が口にできる厳選された新鮮素材だけを使ったヒューマングレードの「アーテミス フレッシュミックス」。主原料のフレッシュチキンで食いつきもバッチリです。
高タンパク・高カロリーなので成長期の猫ちゃんに最適。食物繊維の豊富な穀類には、栄養価の高い大麦や米糠が使われています。
ヒューマングレードで毛玉ケア機能もついているのは嬉しいですね。消化酵素、乳酸菌も配合で腸内を健康に保ちつつ、健康な便の排出をサポートしてくれます。
第2位:シンプリー
評価 | Sランク |
価格 | ¥3,960 |
量 | 1.5kg |
カロリー(100gあたり) | 約380kcal |
生産国 | イギリス |
酸化防止剤 | ビタミンE |
着色料 | 未使用 |
穀物 | 未使用(グレインフリー) |
賞味期限 | 常温未開封で製造日より18ヶ月 |
アレルギーの心配が少ないサーモンメインで、病気やトラブル対策までまかなってくれるキャットフードといえば「シンプリー」。消化吸収も良く、胃腸の働きを活発にし、便の調子を整えてくれます。
オリゴ糖やオーツ麦など食物繊維が豊富な食材を使用し、便の排泄をスムーズに促してくれるので毛玉対策もバッチリ。毛玉ケアはもちろんのこと、お通じのトラブル・尿路結石など猫にありがちな病気を幅広くケアしてくれるのが嬉しいポイントです。
食い付きが良い上に療養食並みの効果を発揮してくれる、おすすめのキャットフードですよ。
第1位:モグニャン
評価 | Sランク |
価格 | ¥3,960 |
量 | 1.5kg |
カロリー(100gあたり) | 約374kcal |
メイン食材 | 白身魚(スケトウダラ) |
生産国 | イギリス |
酸化防止剤 | ビタミンE |
着色料 | 未使用 |
穀物 | 未使用(グレインフリー) |
賞味期限 | 常温未開封で製造日より18ヶ月 |
2位のサーモンメインの「シンプリー」よりさらに消化に良く安全性の高い白身魚を使った「モグニャン」が堂々の1位。
高タンパク・低脂肪の白身魚は子猫やシニアを中心に好評で、さらにグレインフリーのダブル効果で消化器官が弱い猫ちゃんの負担も少ないのが嬉しいポイントです。
原材料は非常にシンプルで、私たち人間にも馴染み深い新鮮な野菜や果物を使っています。
特に良質な食物繊維が豊富で、消化にも良いとされるカボチャ・さつまいも・ひよこ豆など、無駄のない厳選された原材料で、愛猫の毛玉予防とお腹の健康を守ります。
毛玉ケア用キャットフードを選ぶときの注意点
「毛玉ケア用」と書かれたキャットフードであれば、どれでも大丈夫というわけではありません。毛玉ケア用のキャットフードを選ぶとき注意点を2つ見ていきましょう。
①食物繊維の種類に注意
毛玉ケアフードには通常の約2倍の食物繊維が含まれています。
さつまいも、かぼちゃ、りんごなど新鮮な野菜や果物に含まれる食物繊維はお通じを良くしてくれますが、一方で注意しなければならないのは“栄養分のない繊維質”。
✕ビートパルプ ・・・砂糖大根の搾りカス
✕セルロース ・・・糖分を含んだ植物の繊維質素材
上記は、食物繊維としての栄養価はほとんどなく、かさ増し効果程度にすぎません。また、ビートパルプは便を固める効果があるので、便秘の猫ちゃんはさらに悪化してしまうかも。
②穀物メインのフードに注意
食物繊維を多く含む食材といえば、野菜や果物以外にも穀物があげられますね。実際多くの毛玉ケアフードには穀類が使用されています。
しかし、肉食動物の猫に重要なのは、穀類より断然【肉・魚】。穀物が主原料の毛玉ケアフードは、猫が本来必要とする栄養バランスを崩してしまいます。
穀類の中でもトウモロコシや小麦はアレルギー発症の危険性が高いため、特に注意が必要です。
毛玉ケア用キャットフードを選ぶときのポイント
上で説明した注意点を踏まえた上での、毛玉ケアフードを選ぶ際のポイントです。
①猫の身体に必要な栄養バランスを考える
完全肉食動物である猫に重要な【高タンパク・低炭水化物】は共通して大事なポイント。主原料に新鮮なお肉や魚を使用し、重要度の低い穀類(炭水化物)は少ない、もしくは不使用(グレインフリー)のものを選びましょう。
②消化吸収に優れているものを選ぶ
健康な状態で毛玉を排出するには、しっかり食べてしっかり出すことが大事ですよね。お腹に良い原材料を使い、消化率が高いものが理想です。
また、いくら食物繊維を含んでいてもイネ科の穀類は猫の体内で上手く消化ができないので、穀類が多く含まれるフードは消化不良や下痢などの原因になってしまうかもしれません。
是非、キャットフード選びの参考にしてみて下さい!