動物愛護先進国・イギリスで生まれた、動物栄養学者と共同開発のキャットフード。
今回の解析は、サーモンたっぷりのキャットフード「シンプリー」です。
原材料と成分について詳しく分析し、口コミでの評判を調査しました。
シンプリーキャットフードの解析
評価内容 | 原材料 :★★★★★ 安全性 :★★★★★ コスパ :★★★★☆ 食いつき:★★★☆☆ 口コミ :★★★★☆ |
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容量/価格 | 1.5kg/3,960円 |
1kgあたり | 約2,640円 |
カロリー | 380kcal/100g |
メイン食材 | フィッシュ(サーモン) |
原産国 | イギリス |
酸化防止剤 | ◎(ビタミンE) |
着色料・保存料 | ◎(不使用) |
穀物 | ◎(グレインフリー) |
対応年齢 | 全年齢対応 |
賞味期限 | 未開封:製造から18ヵ月 開封後:1ヵ月目安 |
販売元 | 株式会社レティシアン |
最安値 | 公式サイト |
魚のタンパクは肉に比べてアレルゲンになりにくく消化にも良いので、お腹の弱い猫ちゃんやアレルギー持ちの猫ちゃんにもおすすめです。新鮮な生サーモンのタンパクを主原料にたっぷり使用。
さらにグレインフリー(穀物不使用)として生まれ変わり、アレルギー対策はバッチリ。子猫からシニアまで全ライフステージの猫ちゃんに対応しています。
サーモンには「DHA」こと「ドコサヘキサエン酸」が豊富で、血液をサラサラにする効果があり、毛づやや皮膚トラブルにも効果的なんですよ。
価格が¥2,000以上と高いことと、公式サイトのみでしか購入できないなどのデメリットもありますが、魚メインで食いつきが良く、アレルギー対策や健康維持に優れているという点で文句なしのSランクフードです。サーモン好きの猫ちゃんにはパーフェクトなキャットフードですね。
Symply(シンプリー) の原材料と成分
シンプリーキャットフードの原材料と成分は以下のとおり。
(※【ピックアップ食材】は緑文字、【好ましくない原材料】は赤文字で表記)
原材料:骨抜き生サーモン(31%)、さつまいも、乾燥ニシン(12%)、乾燥サーモン(11%)、じゃがいも、サーモンオイル(8.1%)、乾燥白身魚(6.5%)、生マス(4.65%)、サーモンスープ(2.3%)、ミネラル、ビタミン、アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、りんご、にんじん、ほうれん草、海藻、カモミール、ペパーミント、マリーゴールド、アニスの実、フェヌグリーク
成分:粗タンパク質37.00%、脂質20.0%、粗灰分9.50%、粗繊維1.50%、水分7%、オメガ6脂肪酸1.33%、オメガ3脂肪酸3.89%、リン1.32%、マグネシウム0.13%、カルシウム1.89%、カリウム0.59% エネルギー(100gあたり)/約380kcal
1.サーモンをはじめとした魚メインのタンパク源
お魚好きの猫ちゃんにはたまらないですね。主原料のサーモンはリニューアル前の乾燥サーモンからより新鮮な生サーモンに変更。
その他にもニシンや白身魚といったタンパク質で増やし、栄養価はバツグンです。
2.穀類の代わりに芋類のサツマイモで安全性アップ
消化に悪いイネ科の穀類は一切不使用。代わりに消化に良く栄養たっぷりのさつまいもを使用しています。
3.尿路結石や毛玉トラブル予防に役立つ食材たくさん
- キナ酸が尿路結石の原因となる尿のph値を安定させるクランベリー
- 食物繊維豊富で毛玉を上手く排出するさつまいも
- 便の調子を良くしてお腹の調子を整えるオリゴ糖
シンプリーキャットフードの3つの効果

栄養面だけでなく、健康面でも衛星面でも徹底している『シンプリー』のキャットフード。獣医師も自信を持って推奨。”ヒトの食品管理と同等の高い基準”で、猫の健康を守ります。
1.豊富な魚のタンパク質で健康維持
肉類よりもアレルゲンになりにくい魚のタンパクをたっぷり使用。肉食動物の猫に欠かせないタウリンという栄養素は動物性タンパク源からのみ摂取できるので、心臓の病気や失明から猫を守ることができます。
2.健康リスクに配慮した栄養バランス
一般的なフードと比べてみた時のシンプリーの1番の強みは、猫に多く見られる尿路結石や毛玉トラブルの予防ができる原材料が全てバランス良く含まれていること。
上で紹介した通り、クランベリーに含まれるキナ酸が尿路結石の原因となる尿のph値を安定。さつまいもやオリゴ糖は、食物繊維が豊富なので便の調子を良くしてくれます。
3.グレインフリーとなって生まれ変わったシンプリー
リニューアル前の『シンプリー』は米やコーンを含んでおり、グレインフリー(穀物不使用)ではなかったのですが、2016年にリニューアルされ、現在ではイネ科の穀類は一切不使用。代わりに消化に良く栄養たっぷりのさつまいもを使用しています。
今までは米やコーンなど、小麦こそ入ってなかった(グルテンフリー)ものの、米やコーンも猫にとって消化に悪いことには変わりないんです。
今回米やコーンからさつまいもに変わってホッとしました。さつまいもにも炭水化物が含まれていますが、米よりもヘルシーで食物繊維もたっぷりなので消化に良いのです。
『キャットフードの達人』管理人の見解

正直に言うと「シニア猫向け・肥満猫向けフードではなくなってしまった・・・!」というショックもありますが、よりシニアや肥満猫向けの『モグニャン』の発売を機に、思い切ってより多くの猫ちゃんに食べられるように、グレインフリー変更に踏み切ったそうです。
お魚好きの子猫ちゃんが、穀物アレルギーや獣肉アレルギーを気にせずにしっかり食べられるという点で非常に安心できますね。
全体としては非常に栄養バランスが良く、値段を変えずによくここまで改善できたな、と良い意味で驚きました。(→実際、商品の原価は上がっているものの、日本の販売会社のレティシアンさんが消費者側の身になって、あえて値段を変えずに販売しています!これはありがたい!!)
Symply(シンプリー)キャットフードの評判と口コミ
際にカナガンキャットフードを使った人の口コミ情報を集めました。
良い口コミ評判
マロンにいつもあげてるキャットフードはシンプリーキャットフードです🌟グルテンフリー、添加物無しで猫の胃腸に優しくて毛並みもツヤツヤ、便通良し、食いつき良しで絶大なる信頼があるんだけどその分高くて、最近マロンの食欲旺盛でお財布がツライ pic.twitter.com/toVzcxGXll
— まゆ@猫 (@mayumayu6017) 2017年4月27日
これなら食べてくれる(Amazonより)
やせていっている中、色々ウェットフード中心に餌探しをしていましたが、
試しに買ってみたところ自ら進んで食べてくれたのがこのドライフードでした。
お通じや毛並みも健康的(Oさん・女性・1歳の猫ちゃんの飼い主)
高齢になってもになってもずっと一緒に居たいので、フード選びにはこだわっています。
シンプリーキャットフードに変えてからは、お通じや毛並みも健康的に保てるので大満足です!
獣医さんもおすすめで安心(Hさん・女性・11歳の猫ちゃんの飼い主)
病気をしやすい子なので、「少しでも良いものを」と、ナチュラルで健康的なフードを探していました。
獣医さんもおすすめしているモノなので、安心して続けられます。
理想的なお通じのために(Yさん・男性・5歳の猫ちゃんの飼い主)
お通じのトラブルが多かったので、オリゴ糖や食物繊維が入っているのが気に入りました。
理想的なお通じのために続けていきたいです。
目の周辺がきれいに(S.Mさん)
目ヤニや涙やけがヒドかったのですが、最近は目の周りがきれいになりました。
このまま続けていきたいです!
腎不全からの食欲促進へ(匿名さん)
腎不全で全然食べなかったのに、シンプリーを食べ、それをきっかけに食欲も戻り元気を取り戻しました。感謝です。
悪い口コミ評判
食いつき悪い(Amazonより)
カナガンもシンプリーも広告を見て、猫達のためにプレミアムフードを・・・と思い与える事にしました。
結果、どちらも食いつきが悪いこと。
広告のように猫の食いつきが良いなんて嘘でした。
4匹いて4匹とも食いつきが悪いです。
食べなくなってしまった(個人ブログより)
最初の一袋目はガツガツ食べてくれたのに、追加で注文したものはニオイも弱く食いつきも悪くて、結局食べなくなってしまいました。いまだになぜだかわかりません。。。
『キャットフードの達人』管理人の見解

原材料がシニア猫向けだったので、10歳を越えている老猫にはちょうどいいかと。
シニア猫の食いつきはバツグン。特にもうすぐ18歳くらいのおじいちゃん猫はシンプリーが大好きでした。ただ3匹の中で1番若い猫ちゃんは最初からあまり食いつきがよくなかったです。
しかし、『カナガン』を並行して試すようになってから『シンプリー』への食いつきがガクッと下がり、全く食べなくなってしまいました。
最初は食べていたので、きっと『カナガン』の方がお好みに合ったのでしょう。メインが魚と肉で全然違うんですね。
食欲促進になったという口コミがあるように、『シンプリー』は療養食を食べていた猫ちゃんや食欲が低下している猫ちゃんに向いているようですね。
シンプリーキャットフードを実際に試してみました


【※リニューアル前のシンプリーを試したレビューです。】
我が家の実家には、シニア猫が2匹(オス20歳&メス18歳)と、成猫1匹(10歳)の計3匹がいます。
今回は、最近いつものカリカリをめっきり食べなくなってしまったシニア猫2匹のために『シンプリー』のキャットフードをあげてみました。
1.5キロの袋入りで、ジッパーはないので一度開封したらタッパーに入れるなどして保管しましょう。パッケージもとても可愛いです。
粒のカタチとニオイ

ギブル(粒)はこんな感じ。小皿に入れているのでわかりづらいですが、小さめで口の小さい猫でも食べやすいサイズです。
ニオイは新鮮な魚の香り。かつお節のようなニオイで、人間が嗅いでも良い香りです。猫ちゃんの食欲を絶妙にそそるニオイですね。袋を開けた瞬間のニオイで、高品質さが伝わってきます。

小皿にあけて少しだけあげてみると、早速ニオイにそそられてやってきました。クンクンとニオイを嗅いで興味津々。
食いつき

まずは、うちの20歳の長老猫(♂)ちゃんから。以前あげていたカリカリは歯が弱くなったり、飽きたりしたのか、ここしばらく一切カリカリを口にせず、仕方なく缶詰をあげていました。
『シンプリー』をあげてみると、やはり良いニオイが食欲を誘ったのか、フードに直行。今までのカリカリ嫌いがウソのように無我夢中で食べていました。

お次は、18歳のおばあちゃん猫。カリカリを食べた後、よく吐きがちだったのですが、『シンプリー』は勢いよく食べた後でも、未だに1度も吐いていません。
やはり消化が良いからなのでしょうか。あまりにもわかりやすい嬉しい効果に驚いています。

最後に、一番の若者10歳の元気(&デブ気味)の猫ちゃんも、一粒残らず完食です。結構なデブ猫なのですが、低カロリーなので安心してあげられますね。(←リニューアル前)
最終的に一粒残さず食べてくれました。食いつきは3匹全員がバツグン。『シンプリー』公式サイトには食いつき率100%とありましたが、食べないという口コミも多かったので「本当か?」と思っていましたが、家の猫たちはペロッと食べました。
うんちの状態
おもしろいくらい、食べたものが反映するのが”うんち”ですよね。下痢や便秘など、便の調子が悪いのは心配ですよね。
うちの猫ちゃん達の場合、便の状態はこれといって元々悪いわけではありませんでしたが、『シンプリー』を食べ始めてからニオイが変わりました。
やっぱり魚メインというのも関わっているのでしょうか。もちろんうんちのニオイには変わりないのですが(笑)、気持ち健康な便のニオイがしたような気がします。
まとめ:シンプリーはサーモンメインの健康維持フード
以上、『シンプリー』キャットフードの解析、口コミ、レビューをご紹介しました。
結果、『シンプリー』をサーモンたっぷりで消化に良く、アレルギーにも配慮された健康維持フードとして、当サイトSランクでおすすめします!
是非、参考にしてみて下さい!
①サーモンをはじめとした魚メインのタンパク源
②穀類の代わりに芋類のサツマイモで安全性アップ
③尿路結石や毛玉トラブル予防に役立つ食材たくさん