良質なキャットフードの多くに、チキン(鶏肉)がメインで使われています。
今回は、チキン(鶏肉)がメインのキャットフードを選ぶポイントと、おすすめのフードをランキング形式でご紹介したいと思います。
[Photo by Stephen Woods]
チキンメインのフードは何が良い?
まず最初に、チキン(鶏肉)を主原料に使うメリットについてご紹介します。
嗜好性・食いつきが良い
どんなに良質な原材料を使っていても、肝心の食いつきが悪ければ意味がありません。
チキン(鶏肉)は、猫が本来狩りをして食べていた肉であり、慣れ親しんだものなので、食べやすいのが特徴。猫にとっての嗜好性が高いので、食いつきも良いと評判です。
豊富な栄養素
完全肉食動物である猫に最も重要な栄養素、【動物性タンパク源】。
チキン(鶏肉)は、動物性タンパク質であると同時に、【ビタミン】、強い骨や歯をつくる【リン】、免疫力を高める【セレン】など、健康維持に重要な栄養素が豊富に含まれているのです。
チキンメインでおすすめのキャットフードランキング
- 新鮮なチキン(鶏肉)を使用
- 無添加
- チキンミール・副産物を避ける
この3つのポイントを考慮した上で、おすすめのキャットフードをランキングにしました。
第5位:アーテミス フレッシュミックス
評価 | Aランク |
価格 | ¥1,979 |
量 | 1kg |
カロリー(100gあたり) | 約392.2kcal |
メイン食材 | フレッシュチキン |
生産国 | アメリカ |
酸化防止剤 | ビタミンE |
着色料 | 未使用 |
穀物 | 大麦のみ |
賞味期限 | 常温未開封で製造日より12ヶ月 |
フレッシュチキンをメインに新鮮な野菜や果物をたっぷり使用している「アーテミス フレッシュミックス」。タンパク質たっぷりなので、成長期の幼猫、活発な成猫、妊娠期・授乳期の母猫にぴったりです。
原材料は、人間が口にできるヒューマングレードのもののみを使用。アミノ酸をバランス良く含んでいるタンパク源のチキンを主原料に使っています。
また、「フレッシュミックス」はフードを一度製造しながら過熱し、その後常温に覚ましてから消化酵素を加える方法を採用。猫の体内において重要な成分である「消化酵素」が加熱によって効力を失わないよう、製造方法にもこだわっているのです。
第4位:アカナ ワイルドプレイリー
評価 | Aランク |
価格 | ¥5,011 |
量 | 1.8kg |
カロリー(100gあたり) | 約410kcal |
メイン食材 | 新鮮鶏肉・新鮮七面鳥肉 |
生産国 | カナダ |
酸化防止剤 | ビタミンE |
着色料 | 未使用 |
穀物 | 未使用(グレインフリー) |
賞味期限 | 常温未開封で製造日より15ヶ月 |
バラエティ豊かな地元産新鮮原材料を使用し、”生物学的に適正なキャットフード”を掲げた「アカナ」のキャットフード。アレルギーや消化に配慮して、穀物一切不使用のグレインフリーです。
「アカナ」の原材料は収穫から24~48時間以内に自社キッチンに搬送されています。無冷凍で保存料も不使用、“真”に新鮮な原材料なのです。
地元産放し飼い鶏は抗生物質とホルモンを強化した餌は与えず、健康に育ったものばかり。また、鶏肉脂肪や鶏レバーなど「自然な環境で狩りをした獲物の肉」を忠実に再現しています。
アカナの『ワイルドプレイリー』には、新鮮なチキンがたっぷりと含まれています。
第3位:オリジン キャット&キティ
評価 | Aランク |
価格 | ¥6,804 |
量 | 1.8kg |
カロリー(100gあたり) | 約400kcal |
メイン食材 | 新鮮鶏肉 |
生産国 | アメリカ |
酸化防止剤 | ビタミンE(ミックストコフェロール) |
着色料 | 未使用 |
穀物 | 未使用(グレインフリー) |
賞味期限 | 常温未開封で製造日より15ヶ月 |
“生物学的に適正なキャットフード”を掲げ、新鮮な肉・魚(動物性タンパク源)が原材料のなんと90%を占めています。成長期、活発な猫ちゃんにピッタリ。
「オリジン」の嬉しいポイントは鶏の肉、臓器、軟骨を自然な食事と同じ比率で配合していること。猫の健康に不可欠なタウリンやアミノ酸を自然な食事から摂取することができます。
主原料の鶏肉をはじめ主原料のほとんどが、地元で飼育・漁獲され毎日新鮮な状態で自社キッチンに搬送されており、安全性もバツグン。また、アレルギーにも配慮して穀物一切不使用のグレインフリーです。
オリジンの『キャット&キティ』には、新鮮なチキンがたっぷりと含まれています。
第2位:ジャガー
評価 | Aランク |
価格 | ¥4,280 |
量 | 1.5kg |
カロリー(100gあたり) | 約384kcal |
メイン食材 | 骨抜きチキン生肉 |
生産国 | イギリス |
酸化防止剤 | ビタミンE |
着色料 | 未使用 |
穀物 | 未使用(グレインフリー) |
賞味期限 | 常温未開封で製造日より12ヶ月 |
猫ちゃんが心身ともに贅沢だと思える食事を目指して生み出されたキャットフード「ジャガー」。
主原料のチキンを筆頭に新鮮なチキン・鴨肉・サーモン・マスといった動物性タンパク質が原材料の最初にズラリと並ぶ贅沢ぶりです。
また、「ジャガー」特有のこだわりの一つとして、食後の急激な血糖値の上昇を抑えるために、スターチ(でんぷん)の含有量を抑えているので、糖尿病などの予防にもつながりますよ。
お値段はちょっとお高めではありますが、ローテーションの1つとして、ご褒美やおやつとしてあげたいプレミアムフードですね。
第1位:カナガン
評価 | Sランク |
価格 | ¥3,960 |
量 | 1.5kg |
カロリー(100gあたり) | 約390kcal |
メイン食材 | 乾燥チキン |
生産国 | イギリス |
酸化防止剤 | ビタミンE |
着色料 | 未使用 |
穀物 | 未使用(グレインフリー) |
賞味期限 | 常温未開封で製造日より18ヶ月 |
原材料の60%に新鮮な鶏肉を使用した、食いつき率100%のプレミアムキャットフード「カナガン」。
不要・有害な人工添加物は一切無添加。猫のアレルギーを引き起こしやすい穀物も一切使用していないグレインフリーで、全ての猫ちゃんが安心して食べることができます。
「カナガン」に使われている鶏肉(チキン)は、仕切った鶏舎の中ではなく地面でのびのびと飼育することで余計なストレスをかけないように育てた鶏のもの。イギリス最高級の「平飼いチキン」です。
消化に良いチキンのミンチを蒸し焼きにして、高タンパクの乾燥チキンをブレンドした、とても贅沢なレシピなのです。
チキンメインのキャットフードを選ぶときのポイントと注意点
チキンメインキャットフードを選ぶときのポイントと注意点は以下の3つです。
新鮮なチキン(鶏肉)を使用しているものを選ぶ
良質なキャットフードの原材料欄には、「新鮮な鶏肉」や「フレッシュチキン」と”わざわざ”新鮮さを表す言葉が入っているものがあります。
これは、真実であると同時に、新鮮な肉を使わない粗悪なキャットフードがあまりにも多いことが理由。こうすることで、肉の品質をしっかりと明記しているのです。
単に「チキン」といっても、どんな状態の鶏からとれたものなのかがとても重要。公式サイトに鶏(家畜)の情報までしっかり公開しているものは信頼・安心ができますね。
無添加のものを選ぶ
猫のからだに危険な添加物が含まれていないキャットフードを選ぶことは、良いキャットフード選びの基本です。
いくら新鮮な鶏肉が使われていても、BHAやBHTなどの危険な酸化防止剤が使用されている(もしくはその可能性がある)、猫に不要・有害な着色料が使われているキャットフードは避けましょう。
チキンミールや副産物を避ける
チキンはチキンでも【ミール】がついたら要注意。
【ミール】とは本来、他の材料と混ぜやすくするために粉状にしたもののことを指しますが、安価なキャットフードの場合、肉そのものではなく鶏の羽や爪、くちばしなどの栄養価のない副産物を粉状にして、あたかも肉の粉のように見せている可能性があります。
栄養価のないものどころか、本来廃棄すべき死がいや病気の鶏の肉を使っている恐ろしいものまで。価格が安く、原材料に「チキンミール」や「鶏副産物」などの言葉が入っているフードは避けましょう。