ペットであり、友達であり、大事な家族の一員でもある猫。家族同然の猫に望むことは、何よりも健康で長生きして幸せに暮らしてもらうと、ですよね。
そのためには、猫の健康な身体を維持するのを助ける栄養素の基礎知識を得ることがとっても大切。
今回は、猫が健康体でいるためにどんな栄養素が必要なのか、お話ししたいと思います。
[Photo by Roger H. Goun] 猫をこよなく愛し、毎日愛猫・ピノの体に顔を埋めています。 「より専門的な知識を身につけて愛猫に元気でいてもらいたい!」という思いから、ペットフード/ペットマナー検定の資格を取得しました。 ▼自信をもっておすすめできるキャットフードBest3 猫の健康な身体を作る上で、何よりも大切なことは栄養バランスが良い食事と、新鮮なお水です。 猫に必要な栄養素は、市販のキャットフードからじゅうぶんに摂取することができますが、意外と見落としがちなのが水。 元々猫は乾燥地帯でも生きていけるように、体内水分のサイクル能力が高い生き物で、中には水をあまり飲まない猫もいます。しかし、それが原因で尿路結石症などの病気にかかりやすいのも事実なのです。 栄養素をバランスよく摂取でき、保存性も高いドライフードは猫の毎日の食事におすすめですが、ドライフードには必ず新鮮な水を一緒に出してあげるのが大切。水分不足を防ぎましょう。 肉食である猫に必要な栄養素は、人や犬に比べてタンパク質が多め。では、肉や魚といったタンパク質以外にはどんなものが基本栄養素として必要なのでしょうか?重要な栄養素を知り、過剰摂取にもじゅうぶん気を付けましょう。 血液・内蔵・筋肉・被毛を作り、エネルギーになるのがタンパク質。猫が体内で作ることができない”タウリン”を含んだものをあげることが大切です。タウリン不足になると失明や心筋症の恐れも出てきます。 (※タウリン・・・動物性食材にしか含まれていない、猫の必須栄養素) エネルギーとなり、必須脂肪酸には免疫力を高める働きがあります。ただし、摂り過ぎると肥満や他の病気の原因となるので注意しましょう。 猫の体内で作れないビタミンA、E、B3などを食事から摂りいれるのが大切です。 骨や歯を形成するカルシウムやリン、赤血球をつくる鉄分やマグネシウムが必要です。 不足すると成長不良や骨粗しょう症の危険性。ただし、リンやマグネシウムの過剰摂取は尿石症(頻尿・血尿・食欲不振などにおちいる)の危険性があるので注意しましょう。 煮干しやしらすはミネラルを含む食材ですが、人間のものではなく、キャットフードに配合されているものの方が安心です。 糖質と繊維質からできている炭水化物。ただし、猫の場合はこの炭水化物の必要性がとても低いのが特徴です。 まず糖質はエネルギー源となりますが、猫の場合、必要なエネルギー源はタンパク質と脂肪から得ることができるので、炭水化物からの糖質は必須ではありません。猫の身体は元々、糖分の消化・吸収が苦手なので、むしろ肥満の原因になってしまうことも。 かと言って一切摂らなくていいかというとそうではなく、炭水化物が持つ食物繊維は腸管の健康維持に役立ちます。 キャットフードを選ぶ際にも、この炭水化物の割合が多すぎないもの、あくまでタンパク質をメインに考えましょう。(米、小麦、とうもろこしなどの炭水化物が主原料のものには注意!) 健康体の猫に必要な栄養素はわかりましたが、猫も人間と同じで、それぞれの成長過程や体調などによって必要な栄養素、補わなくてはいけない栄養素が増えてきますよね。 ここでは、ライフステージ・症状・目的に合わせて必要な栄養素を見ていきましょう。 身体をつくる大切な時期であり、食の好みが決定する時期でもあります。いろんなものを食べて、たくさん運動して、丈夫な身体をつくりましょう。 老齢期になり、食欲が低下して痩せていく場合は、少食に合わせた高カロリー食を。弱った足腰で支えられないくらいの肥満体質には、食事制限・低カロリー食をあげるなど、個々で調整してあげましょう。 肥満対策として1番大切なのは運動ですが、脂肪燃料効率を高めるためのビタミンB1、ビタミンB2と、ビタミンをサポートするミネラルを摂取することで、引き締まった身体を作りましょう。 腸の粘膜細胞は食事から直に栄養供給を受けています。風味づけに工夫をするなどして、食欲増進に繋げることが大切です。 下痢・便秘には、腸の動きを正常化させるために、腸内細菌のバランスを整えるための食物繊維を増やしてみましょう。もちろん基本栄養素となる肉や魚も一緒にあげるのを忘れずに。 以上、猫が健康体でいるためにどんな栄養素が必要なのか、基本的な栄養素とともに、ライフステージ・症状・目的によって必要になる栄養素を合わせて簡単にご紹介しました。 ☑栄養バランスの整った食事と新鮮な水がベース ☑猫に必要な5大栄養素をバランスよく摂取 ☑それぞれの成長過程や体調などによって必要な栄養素を理解 是非、大切な猫の健康維持に、基礎知識として参考にしてみて下さい! そんなお悩みをお持ちの方には、以下のフードをおすすめします。 どれも「危険な添加物不使用」「グレインフリー」「お得な定期コースあり」です。1.バランスの良い食事と新鮮な水
水の置き方・あげ方
2.猫に必要な代表的栄養素
タンパク質
脂肪
ビタミン
ミネラル
炭水化物
3.ライフステージ/ 症状 / 目的別・必要栄養素
離乳期・成長期の子猫
必要な栄養素
シニア猫
必要な栄養素
肥満
必要な栄養素
痩せすぎ・食欲不振・嘔吐
必要な栄養素
下痢・便秘・血便
必要な栄養素
まとめ
おすすめフード5選 ●モグニャンキャットフード
●カナガンキャットフード チキン
●カナガンキャットフード サーモン
●ジャガーキャットフード
●GRANDS(チキン&サーモン全年齢用)アビシニアン アメリカンショートヘア アメリカンカール エキゾチックショートヘア サイベリアン シャルトリュー シンガプーラ スコティッシュフォールド スフィンクス ソマリ ノルウェージャンフォレストキャット ブリティッシュショートヘア ペルシャ猫 ベンガル猫 マンチカン メインクーン ラグドール ロシアンブルー