愛猫を喜ばせるものの1つと言えば、大好きなおやつ。普段のご飯とは別に、たまにはいつもと違ったおやつをあげたいと思うのが親心ですよね。
でも、おやつって、子猫の頃からあげても良いのでしょうか。一般的に「猫のおやつ」と呼ばれるものはいつからあげたらいいものなのか、気になりますよね。
今回は、いつから猫のおやつをあげ始めればいいのか、について。おやつをあげる年齢やタイミングをまとめてご紹介したいと思います。
猫をこよなく愛し、毎日愛猫・ピノの体に顔を埋めています。 「より専門的な知識を身につけて愛猫に元気でいてもらいたい!」という思いから、ペットフード/ペットマナー検定の資格を取得しました。
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1.おやつは必要不可欠ではない!
安易におやつを与え始めてしまう前に、まずはおやつの位置づけを覚えておきましょう。
猫の食事の種類は大きく分けて3種類。
- 総合栄養食(主食)⇒これ1つで健康維持に十分な栄養が摂取できる
- 一般食(副食) ⇒缶詰やレトルトなど総合栄養食と共に与えることで効果発揮
- 間食 ⇒ごほうびなど、何か特別な時のみあげる
おやつ・スナックはこの3つ目の間食に該当します。
毎日食べるご飯は主食の総合栄養食(カリカリ)。栄養を補ったり、主食を食べやすくする役割として活用するのが一般食(副食)。そして、必ずしも健康に必要ではないけれど、特別な時にあげる間食として、おやつが位置付けられています。
つまり、愛猫が主食だけで満足しているなら、子猫でもシニア猫でもおやつを与える必要はないということ。
カリカリや缶詰だけじゃ物足りないんじゃないか、とわざわざ猫に気を使って、むやみにおやつをあげると、逆に肥満になったり主食を食べなくなる原因になってしまいます。
2.おやつをあげるタイミング
必要不可欠ではないにしても、猫のおやつというものが存在する以上、おやつにも役割があるはずですよね。
猫のおやつの役割は大きく分けて以下の3つ
- 言うことを聞いてくれたご褒美
- 食欲促進のため
- コミュニケーションの1つとして
当たり前におやつをあげるのではなく、おやつをあげるタイミングをしっかりと決めておくことで、主食とのメリハリがつき、おやつの役割を上手く果たすことができるのです。
3.猫におやつをあげるのはいつから?
では、上で説明したことを踏まえた上で、子猫の食欲がないときや、人間を怖がる子猫とのコミュニケーションの一環としておやつをあげたい場合、いつから、そして何をおやつとして与えたらいいのでしょうか。
結論から言うと、おやつをあげるのは1歳を超えて成猫になってから。
子猫のうちからあげていても、消化器官の面・栄養バランス面・肥満などの体型面、全てにおいて良いことはありません。
以下、成長ステージ別に詳しく見ていきましょう。
哺乳期【~3週間】
基本的にまだ離乳ができていない子猫は、総合栄養食としてのミルクが第一。おやつはNGです。そもそも、歯も消化器官も未熟なので、まずは栄養たっぷりの母乳やミルクで健康な成長を促しましょう。
離乳期【生後3週間~8週間】
離乳して、猫用ミルクからかゆ状のフードに慣らしていく離乳期。猫のおやつには、スープタイプやパウチタイプなど柔らかいものもあるので、食べてくれるならとあげてしまいがちですが、これもNGです。
離乳期は身体が形成されていくための大事な準備段階です。スープタイプやパウチタイプのおやつは、食いつきは良くても、水分が多く栄養を十分に取ることはできません。さらに、水分含有量が高いため保存料などが多めに添加されている可能性もあります。
離乳期には、子猫用ミルクに加えて、総合栄養食としての子猫(キトン)用フード(ドライフードやウェットフード)を与えるようにしましょう。
成長期【8週間(2ヶ月)~1歳(12か月)】
成長期の適正エネルギー量は、成猫の約3倍。高カロリーで子猫の健康な成長に必要な栄養素がたっぷりと入った子猫(キトン)用のキャットフード(固形のドライフード)が最重要です。
成長期は、猫の健康状態や体型を作り出すのに最も大切な時期。成長期の後半になれば、十分大人の猫が食べるおやつも食べられる時期ではありますが、栄養バランスや肥満を考えると控えておいた方が良いでしょう。
あくまでも食べさせなくても良い状況なら、あげなくて良いということです。
もし、食欲不振でご飯を食べなくなってしまった場合は、おやつから試すのではなく、総合栄養食を変えてみたり、ぬるま湯でふやかす、粒を細かく砕いて食べやすくするなどして様子を見ましょう。
コミュニケーションをとるのなら、おやつで釣るのではなく、おもちゃなどで思いっきり運動させてあげる方が健康的でしょう。
成猫期(1~7歳)
総合栄養食を主食としてみなし、しっかりと食べるようになり、体型も落ち着き、元気に生活している。この段階まできて初めておやつの存在を考えるのが良いでしょう。
◆いつもは元気にご飯を食べているのに、夏バテ気味で食欲がない
⇒またたびで食欲増進 / パウチなどでふやかしてカリカリを食べやすくする
◆治療用の薬を飲ませたい
⇒大人しく飲んでくれたら、お気に入りのおやつをあげる
◆最近忙しくて全然猫にかまってなかったら、懐かなくなった
⇒おもちゃなどで思いっきり遊んだり、おやつを手渡しであげてみる
いずれにしても、あげすぎたり、おやつが当たり前だと思わせたら、肥満になったり主食を食べなくなる原因となってしまうので、十分に気をつけましょう。
まとめ
以上、いつから猫のおやつをあげ始めればいいのか、について。おやつをあげる年齢やタイミングをまとめてご紹介しました。
- おやつは猫の年齢に関わらず、必ずしも必要不可欠なものではない
- おやつをあげるのは特別なタイミングのみ
- 健康体を作り上げる子猫の時期のおやつはダメ
- 生活スタイルが安定する成猫期に入って初めておやつをあげ始める
- あげすぎ注意!⇒肥満の原因に
たっぷりの栄養と、適度なご褒美で、愛猫との距離を縮めましょう。
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