キャットフードを選ぶ時、「専門用語が多くてよくわからない」と感じることも多いですよね。
そこで、この記事では、キャットフードを選ぶうえで知っておきたい知識をまとめています。
キャットフードの種類
分類①目的
キャットフードは目的ごとに4つのタイプに分類されます。
まず、1つ目は「総合栄養食」。そのフードと水だけで健康を維持できるので、主食の役割を果たします。健康な猫にはこれを与えましょう。
2つ目は「間食」。いわゆるおやつで、猫とコミュニケーションをとったり、ご褒美として与えたりします。必ずしも与えなくて良いものですが、与える場合は1日に必要なカロリーの20%以内に抑えるのが理想的です。
3つ目は「療法食」。特定の疾患にアプローチするためのフードです。獣医師の指導のもと与えるもので、自己判断で与えてはいけません。
最後に、4つ目は「一般食」。特定の栄養素の補給として、補助的な役割を果たします。おかずタイプやサプリメントなどがありますが、これだけで健康を維持することはできません。
分類②ライフステージ
キャットフードは、年齢(ライフステージ)によって成分が異なります。
大きく分けて「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」と、すべての年齢に合わせた「全年齢用」の4つがあります。
時期 | 食事 | |
---|---|---|
子猫 | 哺乳期 (生後3週間まで) | ●子猫用ミルク |
離乳期 (生後8週間まで) | ●子猫用ミルク ●おかゆ状のスープ ●子猫用フード | |
成長期 (生後8週間〜) | ●全年齢用フード ●子猫用フード | |
成猫 | 成長期 (1歳〜4歳) | ●全年齢用フード ●成猫用フード |
維持期 (4歳〜7歳) | ●全年齢用フード ●成猫用フード | |
シニア猫 | 7歳以上 | ●全年齢用フード ●成猫用フード ●シニア猫用フード |
分類③タイプ
キャットフードは、水分含有量によって以下のように分けられます。
- ウェットタイプ
- 半生タイプ(セミモイスト、ソフトドライ)
- ドライタイプ
少ない
ドライタイプが水分含有量10%程度なのに対し、ウェットタイプは水分含有量75%程度です。
基本的には、総合栄養食ならどれを選んでもOK。猫の好みに合わせましょう。
ウェットタイプは水分量が多いため生肉の成分に近く、好む猫が多いようです。ただし、ウェットタイプはすぐに使い切らないと腐敗が進んでしまうので、置きっぱなしの餌には向いていません。
キャットフードの与え方
キャットフードの保存方法
どうやって保存する?
賞味期限はいつまで?
キャットフードの原材料
【要注意】危険な原材料や添加物
キャットフードのよくある質問
猫に犬用フードを与えても良い?
猫がご飯を食べない時はどうすれば良い?
猫は偏食なことが多く、同じ食事ばかりだと飽きてしまうことも多いです。
体調に異常がないのに食べない場合は、工夫して食べやすくしてみましょう。
- 細かく砕いて、食べやすい大きさにする
- 電子レンジで温めて、香りを強める
- ぬるま湯でふやかして、噛み砕きやすくする
また、生肉に近い食感で飲み込みやすいウェットフードにするのもひとつの手です。
猫がフードを吐いてしまう…
キャットフードの用語解説
ここでは、ペットフード業界でよく使われる用語を解説します。
グレインフリー・グルテンフリー
グレインフリーとは、グレイン(穀物/穀類)を使用しないことです。
一方、グルテンフリーとは、グルテン(麦に含まれるタンパク質)を使用しないことです。
プレミアムフード
プレミアムフードとは、動物の健康に配慮し、安全性が高く、価格も高めに設定されているフードです。
明確な定義はないため、製造元が「この商品はプレミアムフードです」と言ってしまえば、プレミアムフードということになります。
主に、安価なフードと差別化するために使われる用語です。
ペット先進国
ペット先進国は、ひとことで言うと「ペットに関する法律が整備されている国」です。
「犬や猫などのペットにも人間と同じ権利がある」という考えのもと、ペットに関する法律の制定や、ペットと暮らしやすい環境の整備を行なっている国を指します。
おまけ:便利アイテム
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キャットフードに関する書籍
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◎参考
一般社団法人ペットフード協会「ペットフードの種類」
環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」