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キャットフードの知識

猫にどんな影響?キャットフードに含まれるビートパルプとは

キャットフードの原材料の中に「ビートパルプ」というものを見つけたことがある方もいるのではないでしょうか?

ビタミン、ミネラル、脂肪類と違ってあまり馴染みのない言葉だし、何のことだかわからないという方も多いはず。(私もそうでした。)でも、この聞き馴染みのない「ビートパルプ」、いったい何の目的でペットフードに使われ、どんな影響があるのでしょうか?

今回は、「ビートパルプ」について。フードに使われる理由と猫への影響をまとめてご紹介したいと思います。

[Photo by Tracie Hall]

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1.ビートパルプとは?

ビートパルプ(Beetpulp)とは・・・

  • Beet =甜菜(てんさい)【=砂糖大根】
  • Pulp =繊維

ペットフードで使われているビートパルプは、砂糖大根から砂糖を抽出した後に残った果肉繊維質の原材料のことをいいます。

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[出典:http://tao63.seesaa.net/category/22502480-1.html]

 

ビートパルプの特徴としては・・・

ペクチンやガムなどの可溶性食物繊維とリグニンやセルロースなどの不溶性食物繊維のどちらも含む。

可溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく含み、消化管内容物の輸送を調節するとともに、一部は大腸の細菌叢により分解されて発酵し、プレバイオティクス成分として働く。

[出典:http://www.royalcanin.co.jp/dictionary/]

これじゃあ、専門用語が多くてわかりづらいので、それぞれポイントとなる単語を詳しくみてみると・・・

可溶性繊維とは

水に溶け消化ができるので、消化器サポートになります。腸管でとどまって善玉菌のえさとなり、善玉菌増加を促進。腸を有害物質から守る壁を作ってくれるとともに、アルカリ性に傾きやすい猫の腸内を酸性に保ち、悪玉菌を抑えてくれます。

腸内環境が良ければ、便は適正な硬さに保たれ、臭いも減るでしょう。

不溶性食物繊維とは

水に溶けづらく、腸内を掃除し、大腸の働きを良くします。便の硬さと容積を増加させるので、一般的には便通を改善させると言われていますが、猫にとっては便秘をひどくしてしまう可能性も・・・。

プレバイオティクス成分とは

腸内細菌のバランス改善、腸内フローラの環境を正常化、善玉菌を増やし健康の増進に役立つ役割。オリゴ糖や食物繊維に含まれます。

 

さぁ、これでわかりましたね。

ビートパルプは本来、便通をよくするための食物繊維の役割として効果を発揮するはずなのです。

しかし、上でも述べたように不溶性食物繊維は猫の便をさらにかたくして、便秘をひどくすることもあります。食物繊維を摂取したいのなら、わざわざビートパルプから摂取する必要はありません。

では、どうしてペットフードに入っているのでしょうか。その理由について次の項で説明したいと思います。

2.ビートパルプが使われている理由

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食物繊維は含んでいるものの、ビートパルプはキャットフードを作る上で必要不可欠ではありません。上の写真のように、右のフードは原材料にビートパルプが記載してありますが、左のものはありません。

ビートパルプが使われる理由は簡単に2つ・・・

  • フードのかさを増すこと
  • 便が固くなり、処理がしやすい

ひとつは、メーカーにとって都合がよく、もうひとつは飼い主によって都合がよいともとれますよね。

ビートパルプは主に牛などの家畜のえさとして使われることが多く、良質なペットフードにはあまり含まれていないことが多いのが現実です。

3.ビートパルプによる猫への影響と問題点

ビートパルプについての見解は人によって様々。その中でも大きな話題となっている問題点を2つご紹介します。

粗悪なビートパルプの可能性

砂糖大根から糖分を抽出するときに、硫酸系の薬剤を使うことがあります。従来は圧力で絞り出していましたが、薬品の方が何倍もラクに効率よく抽出することができることから、方法を変えたと言われています。

その使用された硫酸系の薬剤がビートパルプにも残ってしまっている可能性があるという問題点です。

便秘状態になりやすい

そもそも肉食動物の猫は便秘になりやすい生き物です。それに加えて、ビートパルプの不溶性食物繊維の影響で便がかたくなり、便秘気味になってしまったり。また、硫酸系の薬剤が身体に残ることで、便の排出を促す神経伝達に影響してしまったりします。

大腸に長い間たまった便は、排便される時にはかたくてコロコロのうんちになり、水分が吸収されているのでニオイも少ないので、処理がラク~と思っている飼い主さんは要注意!これでは、便による体調の変化がわからなくなってしまいます。

 

このように、ビートパルプに関する様々な特徴や可能性は、多かれ少なかれ便通を中心とした猫の体調に影響を及ぼしているのですね。

まとめ

以上、「ビートパルプ」について。フードに使われる理由と猫への影響をまとめてご紹介しました。

☑ビートパルプとは、砂糖大根から糖分を搾り取ったあとに残る食物繊維を多く含んだ原材料のこと。

☑多くのペットフードは、ビートパルプをかさ増しのために使っている

☑ビートパルプには硫酸系の薬剤が残留している可能性がある

☑猫にとってのビートパルプは便秘の原因になりやすい

結果、ビートパルプによって特別大きな危険や害があるわけではないですが、便秘などの可能性を考えると、使っていないにこしたことはないということがいえますね。

実際に、ビートパルプを使用していないフードもたくさんあります。是非、キャットフードを選ぶ際の参考にしてみてください!

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