カナダ生まれのプレミアム健康管理フード『ファーストチョイス』。
今回の解析は、チキンがメインのキャットフード『ファーストチョイス(成猫 室内猫用 サーモン&チキン)』です。
原材料と成分について詳しく分析し、口コミでの評判を調査しました。
ファーストチョイス(室内猫用 サーモン&チキン)の解析
評価内容 | 原材料 :★★★☆☆ 安全性 :★★★☆☆ コスパ :★★☆☆☆ 食いつき:★★★☆☆ 口コミ :★★☆☆☆ |
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容量/価格 | 1.6kg/約1,200~1,800円 |
1kgあたり | 約750~1,125円 |
カロリー | 353kcal/100g |
メイン食材 | チキン |
原産国 | カナダ |
酸化防止剤 | ◎(ビタミンE) |
着色料・保存料 | ◎(不使用) |
穀物 | ✖(玄米、コーン、コーングルテンミール) |
対応年齢 | 成猫用 |
賞味期限 | 未開封:製造から18ヶ月 開封後:1ヵ月目安 |
販売元 | アース・バイオケミカル株式会社 |
最安値 | Rakuten |
化学保存料は一切使わず、主原料には猫に最も重要な動物性タンパク源のチキンが使われているのは良いですね。また、酸化防止として自然由来のビタミンEを使用しているのも安心です。
心配な点としては、穀類にアレルギーの危険性が高いコーンが使われていること。穀物アレルギーの猫ちゃんは要注意です。
お肉メインフードの中ではお値段もかなりお手頃で、楽天市場では1.6kgで1,080円のものが最安値でした。ただし、値段につられず賞味期限なども購入前に必ずチェックするようにしましょうね。
ファーストチョイス(室内猫用 サーモン&チキン)の成分と原材料
ファーストチョイス(成猫 室内猫用 サーモン&チキン)の原材料と成分は以下のとおり。
(※【ピックアップ食材】は緑文字、【好ましくない原材料】は赤文字で表記)
原材料:鶏肉、玄米、コーン、コーングルテンミール、鶏脂、サーモン、ビートパルプ、たん白加水分解物、セルロース、乾燥全卵、全粒亜麻仁(オメガ3脂肪酸源)、サーモン油(DHA源)、酵母、乾燥トマト、マンナンオリゴ糖、乾燥チコリ(イヌリン源)、ユッカ抽出エキス、大豆レシチン、硫酸水素ナトリウム、DL-メチオニン、タウリン、ビタミン類(A、D3、E、C、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、ミネラル類(ナトリウム、クロライド、カリウム、鉄、亜鉛、マンガン、カルシウム、セレン、ヨウ素)、酸化防止剤(ビタミンE)
成分:粗たん白質29%以上、粗脂肪13%以上、粗繊維7%以下、粗灰分9%以下、水分10%以下
鶏肉
チキン(鶏肉)は、猫が本来狩りをして食べていた肉であり、慣れ親しんだものなので、食べやすいのが特徴。猫にとっての嗜好性が高いので、食いつきも良いと評判です。
サーモン油
タウリン、ビタミンAやDHAが豊富に含まれるサーモン油は、猫ちゃんの皮膚や毛並みの改善に繋がります。
マンナンオリゴ糖
お腹に優しい成分をプラスで、腸内細菌を調整し健康的な便をサポートしてくれます。
玄米、コーン、コーングルテンミール
気になる点としては穀類が原材料の上の方に多く使われていること。主原料がチキンなのは良いですが、その後に玄米、コーン、コーングルテンと穀類が並ぶのが気になります。
穀類は、完全肉食動物である猫にとっての重要度は低く、消化不良やアレルギーを引き起こす可能性があります。コーンに関しては、特にアレルギーの危険性が高いと言われています。
公式サイトではコーンについて「炭水化物の供給源」、細かい粉末状にすることで消化しやすいとありますが、アレルギー持ちの猫ちゃんはもちろん、アレルギー発症の危険性を考えたら、使っていないにこしたことはありません。
ビートパルプ、セルロース
ビートパルプは砂糖大根の搾りカス。セルロースは糖分を含んだ植物の繊維質素材。どちらも食物繊維としての栄養価はほとんどなく、かさ増し効果程度にしかなりません。こちらも使っていないにこしたことはないでしょう。
ファーストチョイスの口コミ評判
実際にファーストチョイス(成猫 室内猫用 サーモン&チキン)を使った人の口コミ情報を集めました。
良い口コミ評判
安く買えた!(楽天市場より)
ずっとうちの猫はファーストチョイスなので、ここ値段で買えたのはありがたいです
お気に入りです!(Amazonより)
我が家の2匹いるネコちゃんたちのお気に入りです!すぐなくなってしまいます。
悪い口コミ評判
気になる原材料が・・・(楽天市場より)
【食いつき】このシリーズの他の種類より美味しいみたいです。
【栄養バランス】コーングルテンミール、鶏油脂、ビートパルプ、セルロースが気になります。
【安全性】栄養バランスと同じ内容です。
【価格】まあまあです。
【保存期間】ドライフード全般の長期保存可能の内容が気になります。
【香り】それほど人工的な臭いはありません。
【その他】好き嫌いが多い猫達ですが、同シリーズの中では割合に良く食べます。
食いつきが悪い(楽天市場より)
残念ながらうちの仔たちにはイマイチだったようで、
始めに○ディファスと混ぜて与えても飽きたはずの○ディファスの方を先に食べきるし笑、
慣れれば違うかと徐々にこちらの量を増やしながら与えてみてもやはり食いつきが悪く。
とは言え決して品質が悪いものではないと思うので、
ただただ好みの問題なんですけどね。
『キャットフードの達人』管理人の見解
ファーストチョイスに期待できる2つの効果
1.健康的な皮膚や毛艶の維持
必須脂肪酸のオメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸・亜鉛をバランス良く配合することで美しい毛並みをキープ。
そしてサーモンやサーモン油に豊富に含まれる「DHA」こと「ドコサヘキサエン酸」が血液をサラサラにしてくれ、毛づやや皮膚トラブルにも効果的です。
2.腸内環境の健康維持
マンナンオリゴ糖と乾燥チコリ(イヌリン=水溶性食物繊維が豊富)、ユッカ抽出エキス配合で腸内環境を整えてくれます。
まとめ:ファーストチョイスが選ばれる主な理由
- 食いつきが良い
- 価格がお手頃
- 無添加で安心
結果『ファーストチョイス』は、新鮮な素材使用した価格も安めのキャットフードであることが分かりました。穀物アレルギーの猫ちゃんでなければ、ローテーションの1つとしておすすめできます。
原材料や品質に関しては、お金を出せばもっと良質なフードはたくさんありますが、なるべく低価格で猫に有害ではないフードを探しているなら「ファーストチョイス」を一度試してみてはいかがでしょうか。
食い付きの良さはバラつきがあるようですが、全体的に高評価が多いです。栄養に関しては、やはりコーングルテンミールやビートパルプ、セルロースがネックになっているようですね。
また、良質な素材を使っていても、値段が安いのは消費者には嬉しいポイント。楽天やAmazonでは1.4キロ、¥1,000~¥1,600ほどで購入できます。
フードを与えてからの悪影響は特になさそうなので、穀物アレルギーの猫ちゃんでなければ、ローテーションの1つとしてあげるのが良いかもしれません。(実際にそうしている飼い主さんが多いです。)