キャットフードを探していると、「グレインフリーがおすすめ」「グルテンフリーなので安心」といった文章を見かけますよね。
「メリットやデメリットは?」「猫に穀物を与えてはいけないの?」と疑問に思う飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、グレインフリーとグレインフリーの特徴や違いを解説し、穀物が猫に与える影響も丁寧に解説します。
猫をこよなく愛し、毎日愛猫・ピノの体に顔を埋めています。 「より専門的な知識を身につけて愛猫に元気でいてもらいたい!」という思いから、ペットフード/ペットマナー検定の資格を取得しました。
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【結論】グレインフリーとグルテンフリーの違い
グレインフリーとグルテンフリーには以下のような違いがあります。
意味 | |
---|---|
グレインフリー | グレイン(穀物/穀類)不使用 |
グルテンフリー | グルテン(麦に含まれるタンパク質)不使用 |
それぞれ詳しく解説します。
グレインフリーとは
グレインフリーとは、グレイン(穀物/穀類)を使用しないことです。
グレインには以下のようなものがあります。
イネ科 禾穀(かこく)類 | ●小麦、トウモロコシ ●大麦、ライ麦 ●白米、玄米 ●燕麦(えんばく・オーツ麦) ●ハトムギ ●キビ、アワ、ヒエなど |
---|---|
マメ科 菽穀(しゅこく)類 | ●大豆、小豆 ●インゲン豆、エンドウ豆 ●そら豆 ●落花生など |
シリアル 擬似穀(ぎじこく)類 | ●蕎麦(そば) ●キヌア(キノア) ●マランサスなど |
大きく分けて「イネ科」「マメ科」「シリアル」の3種類がありますが、主にイネ科の食材をグレインと呼ぶことが多いです。
ただし、グレインの定義はメーカーによって異なるため注意が必要です。
グルテンフリーとは
グルテンフリーとは、グルテン(麦に含まれるタンパク質)を使用しないことです。
グルテンは栄養素の一種で、小麦・大麦・ライ麦といった麦に含まれます。
穀物が猫に与える影響
近年は、グレインフリーやグルテンフリーのフードが注目を集めています。その背景には、「穀物は猫に好ましくない」という考えがあります。
実際に、穀物が猫に与える影響には以下のようなものがあります。
- アレルギーを引き起こすことがある
- 消化しにくいことがある
- 肥満の原因になることがある
それぞれ詳しく解説します。
①アレルギーを引き起こすことがある
まず、穀物は猫の食物アレルギーを引き起こす可能性があります。
ただし、牛肉や魚、鶏肉といった肉類に比べると、小麦などやトウモロコシなどの穀物が猫のアレルギーを引き起こす可能性は低く、個体差があると言えるでしょう。
摂り過ぎるとアレルギーになりやすいのはどの食材でも同じです。
②消化しにくいことがある
次に、穀物は猫にとって消化しにくいことがあります。
なぜなら、猫はもともと肉食動物であり、穀物の消化に適していないからです。
ただし、市販されているフードの多くは、穀物も消化しやすいように調理されているため、心配し過ぎることはないでしょう。
③肥満の原因になることがある
最後に、穀物は肥満の原因になりやすいです。
穀物の一種である小麦や白米などの炭水化物は、GI値(※)が高いため、結果的に肥満を招いてしまうからです。
ただし、肥満の原因は、脂質やカロリーなどフード全体で判断する必要があります。そのため、「穀物が含まれているから太ってしまう」わけではありません。
※GI値:グライセミック・インデックスの略で、食後の血糖値上昇度を示す指標です。血糖値が急上昇すると、脂肪が吸収されやすくなります。
おすすめの猫は?
グレインフリーやグルテンフリーのフードは、以下のような猫におすすめです。
おすすめの猫 | |
---|---|
グレインフリー | ●穀物にアレルギーがある ●皮膚の炎症や関節炎がある ●お腹を壊しやすい |
グルテンフリー | ●小麦にアレルギーがある ●皮膚の炎症や関節炎がある ●お腹を壊しやすい |
穀物にアレルギーがあったり、お腹を壊しやすかったりする猫は、フードを切り替えることで調子が良くなる可能性があります。
ただし、グレインフリーやグルテンフリーのフードのデメリットとして、比較的価格が高いことが挙げられます。
これは、原価の安い穀物を使用しないぶん、動物性タンパク質の割合が多くなるからです。
よくある質問
猫はもともと肉食なの?
現在では、人間の手作りフードや猫草なども食べることがありますが、最も理想的な食材は動物性タンパク質なのです。
ちなみに、2007年、遺伝子解析の結果、猫の祖先は中東の砂漠などに生息していたリビアヤマネコであると判明しました。
[参考:環境省]
猫の穀物アレルギーとは?
具体的な症状は、皮膚の炎症や脱毛が挙げられます。
ひと口に穀物アレルギーと言っても、どの食材がアレルゲンとなるかは個体差があります。穀物の中で特にアレルギーになりやすいのは小麦です。
そのような猫には、グレインフリーだけでなく、グルテンフリー(小麦不使用)のフードでも対応できます。
まとめ
以上、この記事ではグレインフリーとグレインフリーの特徴や違い、穀物が猫に与える影響を解説しました。
食いつきや体調を見ながら、愛猫にぴったりのキャットフードを選びましょう。
そんなお悩みをお持ちの方には、以下のフードをおすすめします。
おすすめフード5選 | |
---|---|
●モグニャンキャットフード ●カナガンキャットフード チキン ●カナガンキャットフード サーモン ●ジャガーキャットフード ●GRANDS(チキン&サーモン全年齢用) |
どれも「危険な添加物不使用」「グレインフリー」「お得な定期コースあり」です。
アビシニアン | アメリカンショートヘア | アメリカンカール |
エキゾチックショートヘア | サイベリアン | シャルトリュー |
シンガプーラ | スコティッシュフォールド | スフィンクス |
ソマリ | ノルウェージャンフォレストキャット | ブリティッシュショートヘア |
ペルシャ猫 | ベンガル猫 | マンチカン |
メインクーン | ラグドール | ロシアンブルー |