良質な素材を吟味し、創意工夫をこらして新しい商品を開発するアイシア。
今回の解析は、そんなアイシアのキャットフード『ミャウミャウ(カリカリ小粒タイプ・かつお味)』です。
原材料と成分について詳しく分析し、口コミでの評判を調査しました。
ミャウミャウ(カリカリ小粒タイプ・かつお味)の解析
評価内容 | 原材料 :★★☆☆☆ 安全性 :★★☆☆☆ コスパ :★★☆☆☆ 食いつき:★★☆☆☆ 口コミ :★★☆☆☆ |
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容量/価格 | 580g/約510円 |
1kgあたり | 約879円 |
カロリー | 340kcal/100g |
メイン食材 | 穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉等) |
原産国 | 日本 |
酸化防止剤 | △(動物性油脂) |
着色料・保存料 | ◎(不使用) |
穀物 | ✕(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉等) |
対応年齢 | 成猫(1~7歳くらい) |
賞味期限 | 未開封:18ヶ月 開封後:1ヵ月目安 |
販売元 | Aixia(アイシア) |
最安値 | Amazon |
ビタミン、ミネラル、アミノ酸を豊富に配合。また、着色料などの合成添加物が使われていないのは良いですが、肝心の主原料が穀類ばかりと、健康維持には好ましくないですね。
また、a-iペプチドという、たんぱく質がアミノ酸に分解される途中でできる物質で、アミノ酸数個(2~20個程度)が結合してできたものを配合しており、消化に優れ嗜好性も高いとされています。
いくら皮膚・被毛のケアや尿結石予防、嗜好性に配慮していても、体を構成する主原料が新鮮な肉や魚でなければ、健康維持には繋がりません。
ミャウミャウ(カリカリ小粒タイプ・かつお味)の成分と原材料
ミャウミャウ(カリカリ小粒タイプ・かつお味)の原材料と成分は以下のとおり。
(※【ピックアップ食材】は緑文字、【好ましくない原材料】は赤文字で表記)
原材料:穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉等)、魚介類(魚粉、フィッシュエキス、かつおペプチド等)、肉類(チキンミール、チキンレバーパウダー等)、動物性油脂、オリゴ糖、ミネラル類(Na、Cl、K、Ca、P、Zn、Fe、Mn、Cu、Co、I)、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン、C)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブ抽出物)
成分:たんぱく質:30.0%以上、脂質:10.0%以上、粗繊維:4.0%以下、灰分:8.5%以下、水分:10.0%以下
とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉など
猫にとって穀類は重要性は低く、体内での消化も苦手なので、絶対的に必要なものではありません。
特にトウモロコシや小麦などは消化に悪いだけでなくアレルギーを引き起こす可能性も高いと言われていますが、『ミャウミャウ』の主原料となる穀類はとうもろこしや小麦(粉)ばかり。(コーングルテンミールはトウモロコシの副産物)
穀物アレルギーの猫ちゃんはもちろん、今は健康な猫でも食べ続けていたらアレルギーを発症させてしまうかもしれません。
魚粉、フィッシュエキス等
完全肉食動物の猫に最重要なのは動物性タンパク源(肉・魚類)。しかし、肝心の肉類にはすべて粉、ミール、エキスなどが使われています。
特に魚粉は、何の魚を示しているのかわからないので不安要素になりますね。
またミールとは、粉状にして混ぜ合わせやすくしたものという意味合いがありますが、これは必ずしも肉そのものを使っているとは限りません。安価なフードの場合ミールや粉と称して、肉そのものではなく、毛・羽・くちばし・内臓などの栄養分がほとんど無い副産物を使っている可能性があります。
動物性油脂
ペットフードによくある危険なあいまい表現の一つです。これでは何の動物の油脂なのか全くわかりません。
また、動物性油脂は酸化が早いので、加工段階でほぼ必ず酸化防止剤が使われています。動物性油脂に使われた酸化防止剤は表記の義務がないため、強い合成の酸化防止剤が使われているかもしれません。
(※フード全体に使われているミックストコフェロールとハーブ抽出物は、比較的安全性の高い天然の酸化防止剤です)
ミャウミャウの口コミ評判
実際にミャウミャウ(カリカリ小粒タイプ・かつお味)を使った人の口コミ情報を集めました。
良い口コミ評判
着色料無添加(楽天市場より)
食いつきもよく、着色料や保存量無添加で安心して与えられます!
このご飯にしてから病気なし(Amazonより)
うちの猫は、去勢後、猫下部泌尿器症候群で、おしっこがつまりやすく、膀胱炎になっていたのですが、このごはんを食べるようになってから、とても元気で、一度も病気にかかっていません。今後も食べさせ続けます。
悪い口コミ評判
食べませんでした(Amazonより)
室内で飼っているので良いかと思い、買ってみたのですが食べませんでした。
原材料のトップが穀類(Amazonより)
友人から勧められて購入しましたが、原材料のトップが穀類でした。
栄養バランスが良ければ穀類がトップでも構わないのですが、ならばコスト的に高いと思います。
「国産品」という事もアピールされていますが 原材料の産地国が分からないので
日本で製品化しても結局 他メーカーと変わらないし。
パッケージはジップが便利だし少量なので扱いやすいと思います。
『キャットフードの達人』管理人の見解
まとめ:ミャウミャウが選ばれる主な理由
- 食いつきが良い
- 着色料無添加
- 尿結石予防
結果『ミャウミャウ』は、栄養バランスが良くない穀物メインキャットフードであることが分かりました。
猫の身体に害のある合成保存料などの使用がないのは良いですが、メインの原材料に穀類やミール、エキス、粉が使われていたら、ちょっと心配です。
とはいっても、実際に尿や便の調子がよくなっている猫ちゃんもいるので、気に入っているようであればローテーションの1つとして活用してみてはいかがでしょうか。
口コミはかなり高評価が多いです。食いつきはよく、便や尿のトラブルのある猫ちゃんに好評のようですね。
また着色料などの添加物がないのも好評。他の日本製の安価なフードは着色料や保存料などの添加が多いので、その点は安心できるようです。
とはいっても、お値段は他の安いフードに比べそれなりにするのに、主原料が穀類というのはよろしくないですね。メインが穀類で、後に続く肉類・魚類がミールやエキスばかりでは、栄養バランスがとれているとは思えません。