大きくて真ん丸な目につぶれた鼻、ふわふわの被毛で人気の『ペルシャ』猫。優雅な品格から”猫の王様”とも呼ばれ、世界中から愛されています。
かなり歴史のある猫種であり、長毛種の代表の1つとも言われています。
今回は、そんな『ペルシャ』の特徴や性格について、詳しくご紹介したいと思います。
猫をこよなく愛し、毎日愛猫・ピノの体に顔を埋めています。 「より専門的な知識を身につけて愛猫に元気でいてもらいたい!」という思いから、ペットフード/ペットマナー検定の資格を取得しました。
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1.ペルシャの特徴
長毛で非常に有名なペルシャ猫。いったいどんな歴史や特徴を持っているのでしょうか。
歴史・起源
『ペルシャ』の起源に関しては未だ確実なことはわかっておらず謎に包まれていますが、1870年にイギリスで行われた世界初のキャットショーに出場していることから、かなり歴史が長い純血種の猫であることがわかります。
確証はありませんが、ペルシャ(現在のイランなどの西アジア)の商人たちがヨーロッパに持ち込んだ長毛種がペルシャ猫の原型だったという説があり、そこから計画的な繁殖が始まり、改良を重ね、現在のペルシャ猫ができあがったと言われています。
最も古い記録としては、1620年にイタリア人が現イランから持ち帰った数匹の長毛種がペルシャ猫だったそうです。
1800年代のヨーロッパでは、イギリスのブリーダーが中心となり、元来はやせ形だったペルシャを丸みのある体格へと改良し、さらに毛色の種類も豊かに作り上げました。
大きさ・体型
- 平均体長:60 ~ 80 cm
大きさは中型で、骨太でがっしりとしたボディが特徴。被毛に厚みがあり、首から胸にかけては特にボリュームがあるので、丸みのある大きめの体型に見えることもあります。
平均体重
- 平均体重:3 ~ 6 kg
平均体重は、成猫のオスが3~6kg、メスが3~5kg程。筋肉質でどっしり感はあるものの、体重に関しては一般的な猫の大きさ・重さと同じです。長毛かつボディにも厚みはありますが、決して太っているわけではないのです。
平均寿命
- 平均体重:16 ~ 20歳
一般的な猫の平均寿命(15歳)より長く、純血種にしてはかなりの長生きタイプですね。
飼い方次第で寿命の幅は大きく変わります。良質なフードや環境、病気の早期発見などが長生きのカギですよ。また、完全室内飼いの猫の方が寿命も長いとされています。
見た目の特徴
ペルシャの見た目の特徴は以下の通り。
- 長毛種のみ(厚めでふわふわの被毛)
- 大きくて真ん丸な目
- 短くつぶれた鼻
- 両目の間(鼻筋)にくぼみがある
- 耳は小さく感覚があいている
- 首から胸にかけての飾り毛にボリュームがある
- 脚は太くて短めでしっかりしている
- 筋肉質で重量感のあるボディ
- 長くてふさふさの毛で覆われているしっぽ
- 毛色多数・模様多数
- 目の色多数(毛色に準ずる)
ペルシャ種が混ざっている猫種も多く、純血種としてはもちろん、ペルシャ系の雑種も人気となっています。
毛の色は非常に多く、様々な毛色やパターンを持つペルシャがいます。目の色も毛の色によって変わってきます。
2.ペルシャの性格
愛嬌のある顔とふわふわの長毛で大人気のペルシャですが、一体どんな性格の持ち主なのでしょうか。
- 温和でおっとりしている
- 運動量が少なくゴロゴロが好き
- 甘えん坊だけどマイペース
基本的には穏やかで物静かなので、しつけもしやすい猫種です。のんびりと平和に過ごすのが好きな猫ちゃん。
運動量が少なく、動き回ることよりゴロゴロ寝ていることが多いです。鳴き声もとっても小さいのでマンション飼いにもおすすめですよ。
人懐っこく甘えん坊な面もありますが、基本はマイペースなので嫌がっているのに無理に構うのはやめましょう。
3.価格の相場
有名かつ大人気のペルシャ。純血種がメインになるのでお値段も高めです。
- ブリーダーから直接購入:30~40万円
- ペットショップで購入 :20~30万円
毛色やパターン、血統書などによって値段は大幅に変わりますが、血統書付きペルシャはかなり高級ですね。
4.ペルシャを飼う上での注意点
最後に、ペルシャを飼う上で気をつけるべき注意点についてです。
- 毎日のブラッシング必須
- 涙目や目やにに注意して、いつも顔周りを清潔に
- 運動量が少ないので、フードや遊びで体型維持
以下、詳しく見ていきましょう。
毎日のブラッシング必須
長毛のペルシャにとってブラッシングは必須。小まめにブラシを通してあげることで、健康な被毛を保ちます。
反対に、ブラッシングを怠っていると、毛玉ができてしまい、大きな毛玉を飲み込んでしまう危険性もあります。
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涙目や目やにに注意して、いつも顔周りを清潔に
目と鼻の感覚が近いのが特徴のペルシャ。涙目になったり、涙が止まらなくなったり、涙やけになったり、目やにが出やすいのも事実です。
また、鼻づまりや鼻水などの症状にも注意が必要。日頃から顔周りを清潔に、いかに早く変化に気づいてあげるかが重要です。
運動量が少ないので、フードや遊びで体型維持
運動量が少なく、活発に動くことがないペルシャ。その分、体型維持や肥満対策には注意が必要です。
無理に運動させる必要はないですが、フードの量や質に気を使ったり、遊びの一環として体を動かしてあげると良いでしょう。
まとめ
以上、ふわふわの長毛と可愛いつぶれ顔で大人気。歴史も長い『ペルシャ』の特徴や性格について、詳しくご紹介しました。
ペルシャ猫特有の遺伝性の病気や、顔の構造をしっかり理解して、日々のお手入れや食事管理に気をつけてあげることが大切です。
温和で甘えん坊な生活と丸みを帯びたぬいぐるみのような見た目で。ペルシャ猫は昔から現在も変わらず世界中を魅了しています。
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