美しいプロポーションと、シルクのような短毛と、大きめの耳が特徴的な「アビシニアン」。
今回は、そんな『アビシニアン』の特徴や性格について、詳しくご紹介したいと思います。
猫をこよなく愛し、毎日愛猫・ピノの体に顔を埋めています。 「より専門的な知識を身につけて愛猫に元気でいてもらいたい!」という思いから、ペットフード/ペットマナー検定の資格を取得しました。
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1.アビシニアンの特徴
「アビシニアン」。いったいどんな歴史や特徴を持っているのでしょうか。
歴史・起源
古代エジプト時代の壁画や美術品にアビシニアンに似た猫が多く描かれていることから、この聖なる猫が祖先ではないかと言われてきた猫種「アビシニアン」。
しかし最近の研究では、インド海沿岸や東南アジアがルーツだといういうことがわかってきています。
ルーツはアジアとされつつも、猫種として確立したのはイギリスです。1874年にイギリスで「アビシニア(現在のエチオピア)から来た猫」と報告されたことから、「アビシニアン」と名付けられました。
元々イギリスにいたうさぎのような毛色の猫「ラビット・キャット」と、シルバーの毛色を持つ猫の交配によって、1800年代後半にアビシニアンの基礎となる猫が生まれました。
大きさ・体型
- 平均体長:40 ~ 60 cm
全体的に細身でしなやかなボディラインが美しいアビシニアン。体長はそんなに大きくなく、短毛で細身ではありますが、筋肉質で引き締まっています。
平均体重
- 平均体重:3 ~ 5 kg
細身で引き締まったボディを持つアビシニアン、体重も4kg前後が平均で軽めです。
平均寿命
- 平均体重:10 ~ 13歳
一般的な猫の平均寿命(15歳)より若干短めではあるものの、飼い方次第で寿命の幅は大きく変わります。良質なフードや環境、病気の早期発見などが長生きのカギですよ。また、完全室内飼いの猫の方が寿命も長いとされています。
見た目の特徴
アビシニアンの見た目の特徴は以下の通り。
- 付け根が広い大きな耳
- 目はアーモンド型で大きく、色はグリーンとイエローがある
- パターンはティックドタビーのみ※
- カラーはルディ(黒に近い茶色)・レッド・ブルー・フォーン(薄茶色)の4種類
- しっぽはやや長めで先端に向かって細くなる
- シルクのような手触りの被毛
- 短毛種のみ
ティックドタビー(ティッキング)とは1本の毛に数種類の色がグラデーションのように入っているパターンのこと。
この独特なティッキングにより、アビシニアンは動きによって毛色が微妙に変わるのが美しく特徴的です。
2.アビシニアンの性格
美しくてしなやかなボディと、大きな耳がユニークなアビシニアンですが、一体どんな性格の持ち主なのでしょうか。
- 活発で運動神経が良い
- 甘えん坊で遊ぶの大好き
- 鳴き声が小さいので飼いやすい
- 精神的なストレスや病気で凶暴化することも
見た目だけだと、野性的で小さな山猫のようなイメージのアビシニアン。活発で運動神経バツグンな部分はイメージ通りですが、実は甘えん坊で人懐っこい性格も持ち合わせています。
甘えてきたり、遊んでほしそうな時は、おもちゃやキャットタワーなので十分に運動させてあげましょう。
また、アビシニアンは鳴き声がとっても小さいことでも有名。大きな声を出すことがないので、マンションなどで飼うのにも安心です。
ただし、精神的にストレスを抱えたり、病気などが原因で性格が凶暴化することもあります。猫が嫌がることを無理矢理してしまっていないか、病気の兆候はないか、などしっかり様子をチェックしてあげましょう。
3.価格の相場
アビシニアンは、カラーや年齢によって値段も変わってきますが、基本的にはそこまで高いわけではありません。
- ブリーダーから直接購入:5 ~ 10万円
- ペットショップで購入 :10 ~ 20万円
カラーはブルーが人気で他のカラーより1万円ほど高い猫も。また、猫全般に言えることですが、成猫よりも子猫の方が値段は上がります。優良血統の場合は、20万円以上する猫もいます。
4.アビシニアンを飼う上での注意点
最後に、アビシニアンを飼う上で気をつけるべき注意点についてです。
- 運動不足にならないよう十分な遊べるスペースを準備する
- 単頭飼いでたくさん甘えられる環境にしてあげる
- 猫が嫌がることをしない
以下、詳しく見ていきましょう。
運動不足にならないよう十分な遊べるスペースを準備する
アビシニアンは活発で運動が大好き。いつでも、元気に遊んでいます。お部屋の中で飼う場合は十分に走り回れるような環境を用意してあげましょう。
狭いところに押し込めたり、行動範囲をせばめるとストレスとなり、病気や凶暴化の原因にも。また、筋肉質な体型なので、肥満にならないためにも、適度な運動が重要です。
単頭飼いでたくさん甘えられる環境にしてあげる
甘えん坊な性格のアビシニアンは、他の猫や子どもが飼い主に甘えているのを見て嫉妬し、それが原因で性格が凶暴化してしまうこともあります。一人遊びもできるので、単頭飼いで一緒にいるときは思いっきり甘えさせてあげるのが良いでしょう。
猫が嫌がることをしない
当然のことではありますが、猫が嫌がっているのに捕まえようとしたり、無理なスキンシップをとるのは厳禁です。特に加減を知らない小さな子どもとの生活は、アビシニアンにとってストレスとなってしまうかもしれません。
適度に距離をとってあげたり、ブラッシングやキャットタワーでストレス発散させてあげたりと工夫しましょう。
まとめ
以上、運動神経バツグンのしなやかなボディラインと、甘えん坊な性格のギャップがなんとも可愛い「アビシニアン」の特徴や性格について、詳しくご紹介しました。
猫種の中でも有名どころで世界中に多くのファンを持つ「アビシニアン」。日々のストレスや病気に気をつけながら、たっぷり甘えさせて育てましょう。
是非、アビシニアンを飼う上での参考にしてみて下さい!
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