丈夫でたくましい体格。ネズミハンターとしての歴史を持つ身体能力バツグンのブリティッシュショートヘア。
今回は、そんなブリティッシュショートヘアを飼う上で知っておきたい、餌の量と餌代について詳しくご紹介したいと思います。
- ブリティッシュショートヘア子猫の餌の量
- ブリティッシュショートヘア成猫の餌の量
- ブリティッシュショートヘア老猫の餌の量
- 餌代の目安
それでは、順番に見ていきましょう。
1.ブリティッシュショートヘア子猫の餌の量
ブリティッシュショートヘアの成長は、通常の子猫よりも遅く、丈夫でがっしりとした体格になるまでには約3年ほどかかるとされています。そのため完全な成猫になるまでは、成長のためにたくさんの栄養を必要とします。
ただし、一言に子猫といっても、成長段階ごとに必要な栄養素は異なります。以下、哺乳期・離乳期・成長期と3つに分けてみていきましょう。
哺乳期(~3週間)のフード
生まれてから3週間の哺乳期は他の猫種とあまり変わりません。飲みやすい猫用のミルクを与えましょう。
離乳期(生後3週間~8週間)のフード
生後3週間を過ぎたころからだんだんと猫用ミルクからかゆ状のフードに慣らしていきます。子猫用ミルクに加えて、子猫(キトン)用フード(ドライフードやウェットフード)を与え始めましょう。
離乳食は、子猫用の固形ドライフードにぬるま湯を加えてつくることができます。最初は水分量を多めにしておかゆ状のやわらかフードから始めましょう。だんだんと水分を減らしていって、8週目ごろ固形のフードに切り替えるまでの繋ぎとして役立ちます。
成長期(8週間/2ヶ月~)のフード
離乳食からドライフードに切り替わってからは、子猫の運動量も一気に増えます。走り回ったり、飛び跳ねて移動したりととっても活動的。
この活動量に合わせたエネルギー(栄養素)が必要となるので、成長期の子猫には成猫の約2倍の量のフードをあげる必要があります。
目安としては成猫の2倍ですが、あくまでも運動量と成長段階によります。
- 3~12ヵ月の遊び盛り ⇒1.5~2倍程度のフード量で成長を促す
- 12か月以降 ⇒運動量に合わせてフードの量も少しずつ減らしていく
ブリティッシュショートヘアの場合は、3年ほどかけて成長が続きますが、大型種よりも肥満なのか成長なのか見分けづらいです。
まずは、食べた分だけしっかり運動しているか、カロリー消費をしているかをチェックし、心配であれば病院で一度肥満体型かどうかを見てもらってもいいでしょう。
2.ブリティッシュショートヘア成猫の餌の量
フードは基本的には、パッケージに記載の量をあげるのが最適ではありますが、あくまでも目安であり、猫の種類や体格によって餌の量も微妙に異なります。
特に、ブリティッシュショートヘアの場合は、活発で運動大好き、身体能力も高くたくましくて長生きすると言われていますが、食べ過ぎ&運動不足による肥満や、格安&粗悪なフードによるアレルギー性皮膚炎などになりやすいのも特徴です。
フードは量も大事ですが、やはり質を重視するように心がけましょう。
ブリティッシュショートヘアの食事は低炭水化物がマスト
運動量が落ちると太ってしまいがちな体質のブリティッシュショートヘア。日々のフードには気を付けてあげる必要があります。
特に米やトウモロコシ等の穀類に含まれる炭水化物は、素早く分解して血糖を急上昇させるので肥満や糖尿病の原因となってしまいます。
格安フードの多くは主原料にトウモロコシや米などの穀類を使っていますが、猫の健康的な食事は肉・魚といったタンパク質メインが基本!そして低炭水化物設計が重要!イネ科の穀物不使用のグレインフリーキャットフードもおすすめです。
また、肥満以外にも、猫全般にありがちな尿結石にも要注意。塩分の摂りすぎに注意して、お水をたくさん飲んでいるかなどもチェックしましょう。
→→→ブリティッシュショートヘアにおすすめのキャットフードはこちら←←←
3.ブリティッシュショートヘア老猫の餌の量
運動量が減るシニアになったら体型維持はさらに難しくなります。
また、肥満だけでなく、加齢による病気にも気をつけなければならない老猫期。成猫期の時に気をつけていた肥満対策に加えて、おいしく食べながら病気対策もできる『シンプリー』や、シニア期用に成分調整された『ナウフレッシュ シニアキャット&ウェイトマネジメント』などがおすすめです。
これらのフードなら、量を減らしたり敏感になることなく、比較的安心してシニアにも食べさせることができるでしょう。
4.餌代の目安
最後に、ブリティッシュショートヘアに当サイトでおすすめしているフードを与えたときの1ヵ月の餌代の目安を見ていきましょう。ブリティッシュショートヘアの健康を保つためには、良質なフード+適度な運動が必須です!
『ファインペッツ』の場合
[出典:http://www.finepets.jp/cat/index.html]
- ¥3,429 /1.5kg
1日の給餌量×1ヶ月 = 月々の餌の消費量 (⇒ 餌代)
- 5kgの成猫の場合:50g×30日=1,500g(=1,5kg)
ファインペッツは1袋1kg単位となるので、成猫になり5kgほどに達して食欲も落ち着いてきたら、フードの消費は1ヶ月に約1袋で【約3,429円+税+送料】になります。
ファインペッツは全年齢の猫に与えることができるので、子猫は成猫の1.5倍~2倍程度の餌の量になります。料金も同じように2倍程度を考えましょう。
シニア期は、肥満予防も考えてフード量を少しずつ減らしていく、もしくは別のシニアフードに変えてみてもいいでしょう。
『ナウフレッシュ』の場合
- 1 kgあたりの価格:3,102円
1日の給餌量×1ヶ月 = 月々の餌の消費量 (⇒ 餌代)
①5kgの活発な成猫の場合:70g×30日=2,100g(=2.1kg)
②5kgのシニア猫の場合:60g×30日=1,800g(=1.8kg)
シニア・体重維持のフードは、成分調整されているので、給餌量を減らすことなく与えられるのが特徴。
アダルト用・シニア用どちらも1.81kgと3.63kg単位で販売しているので、成猫用もシニア用もだいたい1ヶ月に約1袋程度の消費で【約5,600円+送料】となります。
まとめ
以上、ブリティッシュショートヘアを飼う上で知っておきたい、餌の量と餌代について詳しくご紹介しました。
- 成長期は他の猫種と同じように、成猫の約2倍ほどの栄養を与えるのが良い
- ブリティッシュショートヘアは成長が遅く、3年ほどかけてゆるやかに成長を続ける
- 肥満体型になりやすいので、運動量を見ながらフード量に気をつける
- カロリーが気になるなら、フードの量よりも質を買えるのがベター
ブリティッシュショートヘアを飼ってみたいという方、是非参考にしてみて下さい!