大きな体と心優しい性格で人気の高い純血種『メインクーン』。体が大きい分、気になるのがフードの量や、月々の餌代ですよね。
今回は、メインクーンを飼う上で知っておきたい、餌の量と餌代について詳しくご紹介したいと思います。
- メインクーン子猫の餌の量
- 成長期の餌の量
- メインクーン成猫の餌の量
- メインクーン老猫の餌の量
- 餌代の目安
それでは、順番に見ていきましょう。
1.メインクーン子猫の餌の量
メインクーンの大きな特徴は、何といっても大きな体。とはいっても、もちろん生まれてすぐにあんなに大きくなるわけではありません。
一般的に子猫が成猫になるまでの期間は約1年。1歳になれば、成長期が終わる成猫とみなされるわけですが、メインクーンの場合は成猫になるまで約3~5年かかるとされています。(※もちろん個体差にもよります)
一言に子猫といっても、成長段階ごとに必要な栄養素は異なります。以下、哺乳期・離乳期・成長期と3つに分けてみていきましょう。
哺乳期(~3週間)のフード
生まれてから3週間の哺乳期は他の猫種とあまり変わりません。飲みやすい猫用のミルクを与えましょう。
離乳期(生後3週間~8週間)のフード
生後3週間を過ぎたころからだんだんと猫用ミルクからかゆ状のフードに慣らしていきます。子猫用ミルクに加えて、子猫(キトン)用フード(ドライフードやウェットフード)を与え始めましょう。
離乳食は、子猫用の固形ドライフードにぬるま湯を加えてつくることができます。最初は水分量を多めにしておかゆ状のやわらかフードから始めましょう。だんだんと水分を減らしていって、8週目ごろ固形のフードに切り替えるまでの繋ぎとして役立ちます。
成長期(8週間/2ヶ月~)のフード
さて、メインクーンはここからが長いんです。丈夫な体格をつくりながら、健康的に大きく成長するためにはだいたい3~5年という時間がかかります。
無邪気な子猫の時期が続くのは可愛くて良いですが、その分フードの量についても知っておく必要があります。以下、成長期のメインクーンのフード量について詳しく見ていきましょう。
2.成長期のフード量
成長期の長いメインクーンの場合、フード量の目安はどうすればいいのでしょうか。
①成長期は食べたいだけあげてOK!運動量をチェック
子猫は成猫になるまでは、たくさん食べてたくさん運動することによって、体格や体重が定着していきます。
特にメインクーンの場合は、体長が1m前後まで成長し、丈夫な骨格をつくるためにも、成長期の栄養は必須!メインクーンは遊ぶのも大好きな猫種なので、しっかり運動もさせてあげつつ、栄養たっぷりのフードをあげるようにしましょう。
また、消化器官が未熟なので、フードは3~4回に分けてあげると良いでしょう。
②成猫の約2倍程度のフード量⇒だんだん量を減らしていく
成長期の子猫のフード量は成猫の約2倍、これを目安にするのもポイントです。しっかりとした体格をつくるためにも、質の良いフードをたっぷり食べてもらうことが大切ですよ。
そして成長に合わせて、運動量を見ながら少しずつフードの量を調節していきましょう。成長期が長いメインクーンですが、運動量や体型は確実に変わってくるのが目に見えてわかるハズ。
平均体長100cm・体重6kg前後に近付いてきたら少しずつフードの量を成猫用に減らしていきましょう。
≪メインクーンの成長期の子猫におすすめのキャットフードはこちら≫
3.メインクーン成猫の餌の量
骨格がしっかりした成猫になれば、食べる量も落ち着きます。成猫の維持期に入ったら、体重に合わせてフードに記載の給餌量をあげましょう。
成猫になると猫は自然と自分にベストな食事量を身体で理解するようになってきます。必要なければ食べないし、身体が要求すれば催促します。
日々の食事の中で、「このコはいつもこれぐらいの量を食べている」という目安を飼い主さん自身が覚えておいてあげましょう。
4.メインクーン老猫の餌の量
運動量が減っていく高齢期の老猫。カロリーや栄養素のバランスも変わってくるので、老猫用のシニアフードに切り替えていくのが良いでしょう。
メインクーンの大きな体にしっかりと栄養を行き渡らせるためにも、食事はとても大切。高齢になって食いつき悪くなったり、食欲がなくなったら心配ですよね。
シニア猫にもおすすめできる栄養たっぷりのフードは以下の記事にて紹介しています。是非参考にしてみて下さい。
5.餌代の目安
体が大きい(体重が重い)分、餌の量も一般的な猫の2倍はあるメインクーン。成長期はさらにその倍の量になるので、一般的な成猫の4倍のフード量が必要です。
ここで気になってくるのは餌代ですよね。丈夫な骨格をつくり、健康に大きく成長してもらうためにも、良質なフードはマストですが、普通の猫ちゃんの4倍ものフードを消費するため、家計には大きく影響してしまいます。
そして、フードの値段も種類や品質によって大きく異なります。
今回は、その中でも当サイトでおすすめしているメインクーンにおすすめのフードの中でも、無添加でハイクオリティなのに比較的価格が安い以下の2つの餌代の目安を見てみましょう。
『ファインペッツ』の場合
[出典:http://www.finepets.jp/cat/index.html]
- Sランク(当サイト比較)
- ¥3,429 /1.5kg
1日の給餌量×1ヶ月=月々の餌代
①3kgの成長期の子猫の場合:55g×30日=1,650g(=1.65kg)
ファインペッツの場合、1.5kg単位で販売しているので、1ヶ月に約1袋消費すると考えて、1匹当たり【約3,429円+送料】の出費となります。ただし、成長期のため常に多めに用意しておくことが大切です。
②4.5kgの成長期の子猫の場合:72g×30日=2,160g(=2,16kg)
体重4キロを越えると、フードの量も1ヶ月に2キロを超える可能性があるので、3キロ分(2袋分)買っておくのが無難ですね。ちなみにファインペッツは3kg以上購入で送料が無料なので、1ヶ月1匹当たり【約7,000円】程度を考えておきましょう。
③6kgの成猫の場合:70g×30日=2,100g(=2,1kg)
成猫になり、6kgに達し食欲も落ち着けば、フードの消費は1ヶ月に1袋半程度。しかし、3kg以下だと送料がかかるので、2袋をまとめて買うのがおすすめです。
2袋買って、1匹当たり【約7,000円】(送料無料)の出費となります。
『アーテミス フレッシュミックス』の場合
[出典:http://www.kmt-dogfood.com/artemis/top.html]
- Aランク(当サイト比較)
- ¥1,979 /1kg ¥3,740/2kg
①3kgの成長期の子猫の場合:100g×30日=3,000g(=3kg)
②6kgの成猫の場合:100g×30日=3,000g(=3kg)
いずれにせよ、1ヶ月に3kgはなくなってしまうのでAmazonや楽天市場で1kg+2kg【5,719円】 or 2kg+2kg【7,480円】が妥当でしょう。
「ファインペッツ」も「アーテミス フレッシュミックス」も月に1万円弱といったところでしょうか。
まとめ
以上、メインクーンを飼う上で知っておきたい、餌の量と餌代について詳しくご紹介しました。
- メインクーンは成長期が3~5年と一般的な猫の数倍長いこと
- 成長期の猫は成猫の2倍ほどのフード量が必要なこと
- メインクーンに必要なフード量は一般の猫と比べて、成猫なら2倍、成長期なら4倍となる
- 当サイトおすすめフードの中で、比較的お手頃価格のものなら1ヶ月の消費量約7,500円
メインクーンを飼ってみたいという方、是非参考にしてみて下さい!