猫がキャットフードを食べてくれない時、「温めると効果的」と聞いたことはありませんか?
実は、適切な温度に温めることで、キャットフードの食いつきが良くなることが期待できるのです。
「キャットフードを温めても大丈夫?」
「何度にして与えれば良いの?」
そんな疑問をお持ちの飼い主さんのために、この記事では、キャットフードを温めたほうが良い理由と方法、注意点まで詳しく解説します。
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猫をこよなく愛し、毎日愛猫・ピノの体に顔を埋めています。 「より専門的な知識を身につけて愛猫に元気でいてもらいたい!」という思いから、ペットフード/ペットマナー検定の資格を取得しました。
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キャットフードを温める理由
まず、キャットフードを温めたほうが良い理由には以下のようなものがあります。
- 香りが強まって食欲を刺激する
- 柔らかくなって食べやすくなる
- 薬が飲みやすくなる
以下、それぞれ詳しく解説します。
香りが強まって食欲を刺激する
1つ目の理由は、フードを温めることで香りが強くなり、猫の食欲を刺激してくれるからです。
猫は味覚よりも嗅覚が発達しているため、嗅覚で「食べられるかどうか」を判断します。
そのため、フードを温めて香りが強くなると、食いつきが期待できるのです。
ちなみに、この理由はドライフードでもウェットフードでも当てはまります。
柔らかくなって食べやすくなる
2つ目の理由は、フードを温めることで柔らかくなり、子猫やシニア猫も食べやすくなるからです。
歯が生え揃っていない子猫や、消化器官が衰えてくるシニア猫にとって、ドライフードは固く食べづらいことがあります。
そのため、ドライフードを温めて柔らかくすると、噛み砕きやすくなったり、飲み込みやすくなったりするのです。
ちなみに、ウェットフードは元々柔らかいため、温めなくても比較的食べやすいと言えるでしょう。
薬が飲みやすくなる
1つ目と2つ目の理由から、フードを温めると、結果的に猫が薬を飲みやすくなります。
薬だけうまく避けてしまう場合は、フードの香りが強くなれば口に入れやすくなります。
また、ふやけたフードの中に入っていれば、カプセル錠の薬も飲み込みやすくなります。
そのため、病院で処方された薬をなかなか飲んでくれない時には、温めたフードに混ぜて与えてみましょう。
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キャットフードを温める方法
キャットフードを温める方法には以下のようなものがあります。
ドライフード | ●お湯でふやかす ●温めたウェットフードをかける |
---|---|
ウェットフード | ●電子レンジで加熱する ●湯煎にかける ●お皿を温める ●ホットストッカーを使用する |
以下、それぞれ詳しく解説します。
(ドライ)お湯でふやかす
鍋などの器にドライフードを入れ、お湯に浸してふやかす方法です。
ぬるま湯でも大丈夫ですが、与える時に冷めてしまうと食いつきが変わらないこともあります。
お湯でふやかし、与える時に少し冷めているくらいがちょうど良いでしょう。
(ドライ)温めたウェットフードをかける
ドライフードそのものを温めるのではなく、温めたウェットフードを組み合わせて与えることもできます。
いつもドライフードだけ与えている場合、見た目も異なるため、猫の興味を引くでしょう。
(ウェット)電子レンジで加熱する
最もスムーズで手間もかからないのが、ウェットフードを電子レンジで加熱する方法です。
20秒程度からスタートし、温度の様子を見て温めましょう。
電子レンジには他の食品の匂いがついていることが多いため、猫が匂いを嗅ぎ分けないよう、必ずラップをかけて加熱することが大切です。
また、温度にムラが出ないように、よくかき混ぜてから与えましょう。
(ウェット)湯煎にかける
温度を管理しやすいのが、ウェットフードをラップに包み、ボウルなどに入れて湯煎にかけることです。
フードの様子を見ながら温められるので、温め過ぎたくない時におすすめです。
また、パウチタイプはそのままかけられるので、湯煎に向いていると言えるでしょう。
(ウェット)お皿を温める
フードではなく、お皿を温めておく方法もあります。
ウェットフードならお皿の温度が伝わり、じんわりと温めることができます。
お皿は耐熱性のあるものを使用しましょう。
(ウェット)ホットストッカーを使用する
ウェットフードは、ホットストッカーを使用して温めることもできます。
ジェックスの「食べごろほっとストッカー」は、缶詰・パウチ・トレーのフードを入れておくだけで温めることができるストッカーです。
サイズは「ミニ・S・L」の3つあるので、普段使うフードの量や収納スペースを考えて選びましょう。
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キャットフードを温める時の注意点
キャットフードを温める時の注意点には以下のようなものがあります。
- 最適な温度は38度
- 栄養を壊さないように配慮する
- 食べる分だけ温める
- たまには固いドライフードを与える
以下、それぞれ詳しく解説します。
最適な温度は38度
キャットフードを温める時に、最適な温度は38度くらいとされています。
これは、猫が狩りをしていた時、新鮮な獲物の温度が38度前後であったためです。
加熱しすぎても火傷の危険性がありますが、38度よりも冷たいと「腐敗している」と見なし、食べてくれない可能性があるのです。
人肌程度の温度に留めることを心がけましょう。
栄養を壊さないように配慮する
キャットフードを温める時は、栄養を壊さないように配慮しましょう。
ウェットフードを冷凍保存している場合、電子レンジで解凍すると、栄養を損なってしまいます。
そのため、冷蔵保存に切り替えて解凍してから、電子レンジで温めたり湯煎にかけたりしましょう。
ちなみに、ドライフードは温めても栄養が損なわれません。
食べる分だけ温める
キャットフードを温める時は、1回の食事で食べる分だけ温めましょう。
一度温めたフードが使い切れなかった場合、もう一度保存すると風味や香りが落ちてしまい、衛生的にも良くありません。
そのため、食べる分だけ温め、残りは適切な方法で保管しておきましょう。
たまには固いドライフードを与える
キャットフードを温めることにはデメリットもあるため、たまにはドライフードを固いまま与えることも大切です。
固いドライフードは、子猫にとっては固いものを噛み砕く練習になるのです。
また、ウェットフードや温めてふやかしたフードは歯を汚しやすく、虫歯になりやすいことがわかっています。
もし、「ドライフードが固くて食べづらそう」という場合は、フードを砕いて食べやすくしてみましょう。
まとめ
以上、この記事ではキャットフードを温めたほうが良い理由と方法、注意点を解説しました。
猫がいつものキャットフードを食べなくなってきたら、試してみる価値のある方法です。ただし、虫歯や歯の成長を妨げてしまうことには注意してくださいね。
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そんなお悩みをお持ちの方には、以下のフードをおすすめします。
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