グルメな猫ちゃんをも満足させる美味しいキャットフードといわれる『ねこ姫』。
今回の解析は、キャットフード『ねこ姫(小魚&かつお節添え)』です。原材料と成分について詳しく分析し、口コミでの評判を調査しました。
ねこ姫(小魚&かつお節添え)の解析
評価内容 | 原材料 :☆☆☆☆☆ 安全性 :★☆☆☆☆ コスパ :★★☆☆☆ 食いつき:★★☆☆☆ 口コミ :★★☆☆☆ |
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容量/価格 | 300g/300円 |
1kgあたり | 約999円 |
カロリー | 380kcal/100g |
メイン食材 | 穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉、菓子粉) |
原産国 | 日本 |
酸化防止剤 | △(動物性油脂) |
着色料・保存料 | △(クロレラ、紅麹) |
穀物 | ✕(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦) |
対応年齢 | 成猫用 |
賞味期限 | 未開封:パッケージに記載 開封後:1~3ヵ月目安 |
販売元 | コジマ |
最安値 | Amazon Rakuten |
肉食動物の猫にとって重要度が低く、消化にも悪い穀類が主原料。さらに最も重要な動物性タンパク源である肉類・魚類はミールばかり。
これでは毎日食べさせるご飯として、とても栄養バランスがとれているとはいえません。
また、クロレラと紅麹は確かに有害な合成着色料ではないですが、そもそもペットフードに着色料は必要ありません。猫は視覚よりも嗅覚が優れているので、着色料に関しては使われていないにこしたことはないでしょう。
ねこ姫(小魚&かつお節添え)の成分と原材料
ねこ姫(小魚&かつお節添え)の原材料と成分は以下のとおり。
(※【ピックアップ食材】は緑文字、【好ましくない原材料】は赤文字で表記)
原材料:穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉、菓子粉)、肉類(ミートミール、チキンミール)、油脂類(動物性油脂、ガンマ-リノレン酸)、魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス、まぐろエキス、かつおエキス、小魚、焼津産かつお節、えびエキス、マリンコラーゲン)、豆類(おから)、卵類(全卵粉末)、藻類(こんぶ)、ビタミン類(A、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、イノシトール)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄、コバルト、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、着色料(クロレラ、紅麹)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)
成分:たんぱく質: 37.0%以上、カルシウム:1.0%以上、脂質:14.0%以上、リン:0.8%以上、粗繊維:3.0%以下、ナトリウム:0.4%以上、粗灰分:9.0%以下、タウリン:0.1%以上、水分:10.0%以下
とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉、菓子粉
肉食動物の猫にとって穀類の重要性は低く、体内でも上手く消化することができません。
特に、トウモロコシや小麦はアレルギーを引き起こす危険性が高いと言われています。
『ねこ姫』の主原料に含まれる穀類は、トウモロコシ、コーングルテンミール(トウモロコシの副産物)、小麦粉とよりによってアレルギー発症が心配されるものばかり。毎日の食事にはおすすめできません。
ミートミール、フィッシュミール
ペットフードの”ミール”というのは粉状に砕いて混ぜ合わせたものという意味。食用の肉にできないレンダリングされた低品質肉だったり、死骸や病気の動物の肉が使われている危険性があります。
特に注意すべきなのが、”ミートミール”、”フィッシュミール”という言葉。これではいったい何の動物(魚)なのか全くわからないですよね。都合が悪いことを隠すための総称ともとれます。
ミール・エキス・パウダー・副産物など、これらの言葉が原材料の上位(多く含まれているもの)に入っていたら要注意です。
動物性油脂
ミールに続き、あいまいな表現。これでは何の動物の油脂なのか全くわかりませんよね。
また、動物性油脂は酸化が早いので、加工段階でほぼ必ず酸化防止剤が使われています。
動物性油脂に使われた酸化防止剤は表記の義務がないため、フード全体に使われている自然由来の酸化防止剤とは別に、強い合成の酸化防止剤が使われているかもしれません。
ねこ姫(小魚&かつお節添え)の口コミ評判
実際にねこ姫(小魚&かつお節添え)を使った人の口コミ情報を集めました。
良い口コミ評判
残さずペロリ(楽天市場より)
袋を開けたとたん、2階から駆け下りてきました。
食べっぷりも良く、残さずペロリです。
美味しいらしいです(楽天市場より)
混ぜカリカリを食べない子の定番ご飯用に。魚派なので、こちらのは美味しいらしいです(笑)小袋なので、すぐになくなってしまうので、大袋タイプがでてくれると良いなぁ…。
悪い口コミ評判
安っぽい味?(楽天市場より)
安いので試しに購入。
味的に安っぽいのか、うちの猫の食いつきが少し悪かったです。
食べませんでした(楽天市場より)
うちの猫は食べてくれませんでした。猫を飼っている友達にあげましたが、友達の家の子も食べなかったそうです。
『キャットフードの達人』管理人の見解
まとめ:ねこ姫(小魚&かつお節添え)が選ばれる主な理由
- 値段がお手頃
- 食いつきが良い
- 小魚入り
結果『ねこ姫』は、天然成分の保存料・添加物を使ってはいるものの、肝心の主原料が穀物のキャットフードであることが分かりました。
せっかく、化学合成ではなく安全性の高い天然成分の保存料を使っていても、肝心の主原料が穀類やミールだらけでは、猫にとって理想的な栄養が摂取できません。
猫に本当に必要な栄養素を理解して、原材料・成分をしっかりチェックするクセをつけてみましょう。
口コミに関しては、食い付きによる評価が多く、原材料などの中身に触れている人はあまりいませんでした。
肝心の食い付きに関してはかなりバラつきがある様子。大好きですぐにペロリと食べてしまう猫ちゃんもいれば、一切口もつけないという猫ちゃんもいるようで、大量買いするには向きませんね。
いずれにせよ穀類が主原料のフードは毎日のご飯としてはおすすめできません。購入前に必ず原材料欄をチェックしてみましょう。