この記事では、キャットフードを砕いて与えたほうが良い理由や、簡単な砕き方を紹介します。
猫がドライフードを食べにくそうにしていて、心配になったことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか。
- 猫が餌を口から出してしまう
- シニア猫がカリカリを噛めなくて心配…
- キャットフードを砕く時は何を使えば良いの?
この記事では、キャットフードを砕いて与えたほうが良い猫や、簡単に砕くための道具も紹介します。
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猫をこよなく愛し、毎日愛猫・ピノの体に顔を埋めています。 「より専門的な知識を身につけて愛猫に元気でいてもらいたい!」という思いから、ペットフード/ペットマナー検定の資格を取得しました。
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キャットフードを砕く理由
そもそも、キャットフードを砕く理由は猫がドライフードを食べやすくするためです。
キャットフードには以下のような種類があります。
- ウェットタイプ
- 半生タイプ(セミモイスト、ソフトドライ)
- ドライタイプ
少ない
上記のうち、ドライフードは水分が10%以下程度しかないため硬く、猫によっては食べづらいことがあります。
あらかじめ細かく砕くことによって、食べやすくなるのです。
ちなみに、ウェットフードと半生フードは水分が多いため柔らかく、猫にとって食べやすいです。
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キャットフードを砕いて与えるのがおすすめの猫
キャットフードを砕いたほうが良い理由について解説しましたが、必ずしも砕かなければいけないわけではありません。
キャットフードを砕いて与えるのがおすすめなのは、以下のような猫です。
- 離乳期の子猫
- 7歳以上のシニア猫
- 療法食を食べない猫
- 吐き戻しが多い猫
- 食いつきが悪い猫
以下、それぞれ詳しく解説します。
離乳期の子猫
生後8週間までくらいの離乳期の子猫には、キャットフードを砕いて与えると良いでしょう。
子猫は生後6週(2ヶ月)目くらいで歯が生え揃うので、ミルクや離乳食だけでなく子猫用フードも与え始めます。
しかし、生後3〜4ヶ月まではまだ歯や消化器官が未成熟なので、細かく砕いて与えることで消化しやすくなります。
7歳以上のシニア猫
次に、7歳以上で噛む力の弱くなってきたシニア猫にも、砕いて与えることをおすすめします。
また、歯周病など口周りの病気にかかっている猫も、砕いたほうが食べやすいでしょう。
療法食を食べない猫
また、療法食を与えても食べない猫にも、細かく砕いて与えてみましょう。
療法食とは、特定の病気に対してアプローチする食事です。獣医師の指導のもと与えます。
総合栄養食よりもタンパク質が少なめに設計されているため、香りや味が薄く、食べてくれない猫も多いです。
療法食がドライタイプであれば、砕いて少しでも食べやすくしましょう。
吐き戻しが多い猫
フードの吐き戻しが多い猫にも、砕いてから与えるのがおすすめです。
猫がフードを吐き戻すの理由のひとつに、粒が大き過ぎてうまく飲み込めないことが挙げられます。
猫は肉食動物なので、食べ物をよく噛み砕かず、丸呑みする習性があります。
そのため、噛まずに丸呑みしても喉に詰まらないくらいの大きさに砕いておくと安心です。
食いつきが悪い猫
最後に、なかなかフードを食べてくれない猫の対策としても、細かく砕くことは効果的です。
猫は繊細なので、初めて見るフードは警戒して食べないことがあります。
そのため、新しいフードに切り替える時は、細かく砕いてから従来のフードに混ぜたり、ウェットフードの上に振りかけたりして慣れさせましょう。
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キャットフードの砕き方
実際に、キャットフードを砕く時の方法には以下のようなものがあります。
- 包丁やハサミで切る
- 袋に入れてハンマーで叩く
- すり鉢ですり潰す
- ピルクラッシャーを使う
- プレカットチョッパーを使う
- フードプロセッサーやミルサーを使う
以下、それぞれ詳しく解説します。
包丁やハサミで切る
粒を少し小さくするだけなら、包丁やギザギザしたハサミでも十分です。
ただし、1粒ずつカットする必要があるので、飼い主さんの手間がかかります。
袋に入れてハンマーで叩く
自宅で簡単にできる方法に、フードを袋に入れてハンマーなどで叩くことも挙げられます。
ジップロックや密閉できる袋にフードを入れて、調理用ハンマーや金づち、ペンチなどで叩きましょう。
ただし、1粒1粒の大きさを揃えるのが難しく、力加減を誤ると袋が破ける恐れもあります。
すり鉢ですり潰す
硬度が強いフードは、すり鉢や乳鉢ですり潰すのがおすすめです。
一度に大量にすり潰すのは難しいですが、少量すり潰すだけなら向いています。
ただし、すり鉢の内側に溝があるとフードの粉が入ってしまい、洗うのが大変です。
ピルクラッシャーを使う
アイテムを使う例として、ピルクラッシャーを使うのもおすすめです。
ピルクラッシャーとは、ひねることで錠剤をすり潰すための道具です。
ただし、ひねり過ぎてしまうと粉末状になってしまうので力加減が難しいです。
また、一度に大量にすり潰すことはできません。
プレカットチョッパーを使う
手軽な方法に、プレカットチョッパーを使うことも挙げられます。
プレカットチョッパーとは、野菜をみじん切りするための調理器具です。
粉末状になることがなく、1,000円前後で購入できるため愛用している飼い主さんも多いです。
ただし、ピルクラッシャーと同じく、一度に大量に砕くことはできません。
犬猫フード用のプレカットチョッパーもある
ちなみに、ペット用品ブランド「ペティオ」から「フードクラッシャー」として犬猫専用のプレカットチョッパーも販売されています。
フードプロセッサーやミルサーを使う
道具を準備するのに手間はかかりますが、フードプロセッサーやミルサーを使う方法もあります。
自動で大量のフードを細かく砕けるので、速さを重視するならおすすめです。
ちなみに、フードプロセッサーとミキサーとミルサーには以下のような違いがあります。
フードプロセッサー | ●個体を細かく切る ●パンをこねる |
---|---|
ミキサー | ●水分の多いものを液状にする |
ミルサー | ●個体を細かく切る ●ミキサーよりも小型だがパワーは強い |
上記のうち、ミキサーは液状にするための道具なので、フードを砕くのには向いていません。
100円ショップにもコーヒーミルがある
[出典:DAISO(ダイソー)ネットストア] 100円ショップのダイソーでも、コーヒー豆を挽くためのミルサー「コーヒーミル」が販売されています。 通常は数千円するミルサーが税抜500円で購入できるため、話題を呼びました。 フードをすり潰すために使用している飼い主さんも多いようです。 \140種類以上を一挙に比較!/ キャットフードを砕いて与える時には、以下の点に注意しましょう。 以下、それぞれ詳しく解説します。 キャットフードを砕く時は、粉状になるまで砕かないようにしましょう。 フードが粉状になると、猫の喉に引っかかり、むせてしまうからです。 猫が食べる様子やスピードを見て、食べやすいサイズに砕くことが大切です。 キャットフードを砕く時は、なるべく1食ぶんずつ砕きましょう。 ドライフードは、袋や容器から取り出した時点で酸化が始まります。 そのため、数食ぶんまとめて作り置きしておくと、酸化のスピードが速まってしまいます。 通常は袋や容器に入れておき、食事の時間になったら砕いて与えるのがおすすめです。 以上、この記事では、キャットフードを砕いて与えたほうが良い猫や、簡単に砕くための道具を紹介しました。 猫が健康な食生活を送れるよう、参考にしてくださいね。キャットフードを砕く時の注意点
粉状にしない
1食ぶんずつ砕く
まとめ
\140種類以上を一挙に比較!/
そんなお悩みをお持ちの方には、以下のフードをおすすめします。
おすすめフード5選 | |
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●モグニャンキャットフード ●カナガンキャットフード チキン ●カナガンキャットフード サーモン ●ジャガーキャットフード ●GRANDS(チキン&サーモン全年齢用) |
どれも「危険な添加物不使用」「グレインフリー」「お得な定期コースあり」です。
アビシニアン | アメリカンショートヘア | アメリカンカール |
エキゾチックショートヘア | サイベリアン | シャルトリュー |
シンガプーラ | スコティッシュフォールド | スフィンクス |
ソマリ | ノルウェージャンフォレストキャット | ブリティッシュショートヘア |
ペルシャ猫 | ベンガル猫 | マンチカン |
メインクーン | ラグドール | ロシアンブルー |