キャットフードの原材料欄を見てみると、家禽(かきん)とかいてある時がありますよね。家畜の一種?考えたこともなかった!そもそも難しくて読めない・・・そんな人が多いのではないでしょうか。
今回は、注意しなければいけない原材料の一つ「家禽(かきん)」について、詳しくご紹介したいと思います。
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猫をこよなく愛し、毎日愛猫・ピノの体に顔を埋めています。 「より専門的な知識を身につけて愛猫に元気でいてもらいたい!」という思いから、ペットフード/ペットマナー検定の資格を取得しました。
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1.キャットフードに含まれる家禽(かきん)って何?
まず最初に家禽とは何なのでしょうか。
☑家禽とは・・・
肉・卵・羽毛などを利用するために飼育する鳥の総称。大きく分ければ家畜だが、その中でも鳥類(鶏や七面鳥)に限定している。
つまり、キャットフードに含まれる「家禽」とは、鶏や七面鳥などの鳥類の家畜を意味しているはずですよね。
何故、「家禽」という総称を用いるの?
では、どうしてわかりやすく「鶏肉」や「ターキー(七面鳥)」と書かないのでしょうか。
その理由はただ一つ。書かない方がメーカー側に都合が良いから。だから”あえて”「家禽」で総称しているのです。
特に「家禽類」や「家禽ミート」などのあいまいな表現には注意が必要!
良質なキャットフードは家禽やミートなどとあいまいな表現は使わず、原材料欄にもしっかりと詳細が書いてあります。
2.家禽に関する危険性
では、「家禽」という総称のみが使われているキャットフードに潜む危険性とはどのようなものなのでしょうか。
家禽ミール・家禽副産物はNG!
これほどあいまいでいい加減な表現はないですよね。
「ミール」や「副産物」とは、動物や鳥類の肉以外の部分(毛、爪、羽、角、血液、内臓、骨など)のこと。「ミール」は食用にできない低品質な肉を粉状に砕いたもの。
そもそも、肉ではないので猫に必要なタンパク質がない上に、羽や爪など栄養にならないものも多く、何の鳥を使っているのかもわからないとなれば、これほど恐ろしい原材料はありません。
4Dミートの危険性!
原材料欄にあいまいな表記をしているものや、あまりにも値段が安いフードの場合、粗悪な4Dミートが使われている可能性があります。
「4Dミート」とは、人間の食用に使用できない、いわば本来廃棄しなければならない肉。「Dead(死骸の)」「Diseased(病気の)」「Dying(死にかけの)」「Disabled(障害のある)」の4つの要素が入った最低ランクの肉のことです。
これに関しては、残念ながら4Dミートなのか確かめる術がありません。日本ではペットフードを取り締まる機関がなく、食材の出所をたどるための法律もないのです。
4Dミートや粗悪な素材を使っている可能性のあるフードの特徴としては・・・
- 値段があまりにも安いもの
- 「家禽類」「家禽ミート」「ミートミール」など原材料表記があいまい
- ホームページなどでも詳細を明らかにしていないもの
これらの限られた情報を頼りに私たち飼い主が判断するしかないのです。
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まとめ
以上、注意しなければいけない原材料の一つ「家禽(かきん)」について、詳しくご紹介しました。
猫の健康に大きく影響する食生活。原材料をチェックせずにただ安くて美味しそうだから買ってしまったものの、後から家禽の存在を知り青ざめる飼い主さんも少なくありません。
「知らなかった」「考えたこともなかった」「読めなかった」では手遅れになってしまうこともあります。原材料欄の「家禽」チェック、これからどうぞお忘れなく!
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