食事は猫にとって大切な栄養源、元気で長生きするために必要不可欠です。
年をとった愛猫。もう年だからとわかってはいても、さすがにご飯を食べなくなったら心配になってなんとかしたいと思いますよね。
今回は、老猫がえさを食べないときの、原因と対処法をご紹介したいと思います。
[Photo by JC ROTAT] 猫をこよなく愛し、毎日愛猫・ピノの体に顔を埋めています。 「より専門的な知識を身につけて愛猫に元気でいてもらいたい!」という思いから、ペットフード/ペットマナー検定の資格を取得しました。 ▼自信をもっておすすめできるキャットフードBest3 人間と同じように猫も年を取り、身体も退化していきます。 猫は7歳をすぎるともう老猫です。猫の10歳は人間でいう70歳。猫の20歳は人間でいう90歳と同じなのです。 老猫になると・・・ これらは、高齢になるにつれ避けては通れないもの。人間の老化と同じです。 また老猫は免疫力が低下して、ケガの回復が遅れたり、以下の病気にもかかりやすくなります。 このように、老猫は身体的な機能と相まって食欲が低下するため、成猫よりもさらに注意が必要です。 身体的機能の低下に加えて、いくつか老猫がえさを食べない原因を見ていきましょう。 それでは、それぞれの詳細と対策を順番に見ていきましょう。 成猫フードに慣れていた猫が、老猫用のシニアフードに変えた途端食べなくなることはよくあります。 老猫になると運動量や代謝が下がるので、シニアフードは成猫用に比べて低カロリーでタンパク質も脂肪も控えめ。その代わりビタミンE、C、食物繊維が豊富。また、腎機能も低下していくので、下部尿路の健康維持にもなるシニアフードがおすすめです。 成猫用をそのまま食べていては、カロリーと運動量が合わずに肥満や病気の原因になるので、シニアフードへの切り替えは必須ですが、最初のうちは慣れずに食べてくれないことも多いのです。 ⇒シニアフードの切り替え時は、成猫用とシニア用を混ぜて少しずつ慣らしていく 突然切り替えても適応できないので、始めのうちは成猫用とシニアをミックスして慣れてもらいましょう。成猫用をずっと食べさせるわけにはいかないので、この時期のフードの切り替えはとても大切です! 年をとっても猫はグルメで気まぐれ。毎日同じフードじゃ飽きてしまうこともあります。元気に動き回っていて体調はよいのに、ご飯を食べないときは、ただ単に飽きてしまったのかもしれません。 ⇒数種類の総合栄養食をブレンド、ウェットフードとミックス、日替わり シニアフードもドライフード、ウェットフード、ミルクなど様々。日によって組み合わせてみたり、数種類の総合栄養食を日替わりでまわしていくなど工夫してみましょう。 先に食べやすい少量の缶詰を食べさせ、その勢いでドライフード(総合栄養食)を食べてもらってもいいですね。 猫が食べ物を美味しそうだと判断するのは、味覚ではなく嗅覚です。つまりよいニオイがしなければ食べたくない、美味しくなさそうと思ってしまうのです。 また、人間にはわからないニオイの変化も猫は敏感です。酸化や劣化の可能性もあるでしょう。 ⇒賞味期限・フードの状態をチェック&ウェットフードやふりかけ活用! まずは、古すぎて賞味期限切れだったり、保存状態が悪くないかをチェックしましょう。すぐに捨ててしまうのはもったいないので、食べられそうならウェットフードや、ふりかけなどを活用してみましょう。 ドライの上からウェットフードをかけて、レンジで人肌程度に温めるとニオイがさらに引き立ちます。猫用のトッピングやふりかけをドライフードの上にかけてもいいですね。 歯が弱くなったり、消化器官が弱まり、若い頃のようにご飯を食べられない、食べたいけど食べづらい猫もいます。 ⇒ドライフードを砕く、お湯やミルクでふやかす 食べやすいサイズまで砕いてから出したり、お湯やミルクでふやかすとニオイもでるので、食べやすくなります。 食べないわけではなく、食べきれない場合。消化力が低下し、一気に多くの量を食べられなくなります。成猫のときは1日2回の食事でしたが、それでは食べきれない老猫もいます。 ⇒少量の食事を3~4回にわけて食べる 1日にあげる規定量を守った上で、あげる回数を増やしましょう。 環境の変化は老猫の身体に大きな負担をかけます。引越しはもちろん、病院に連れて行った、他人が家にきた、運動不足など日々の生活に変化が起こると、大きなストレスになりご飯が食べられなくなることもあります。 特に、新しい子猫を飼うのも、老猫にとってはストレスになります。 ⇒適度に遊んで運動不足解消・毎日優しくブラッシング・落ち着けるスペースを確保 マイペースにリラックスして生活することが1番のストレス解消法かもしれません。 老猫になると食欲低下の原因で可能性が高くなるのが体調不良や病気。 ⇒少しでも違和感を感じたら病院へ。勧められた療養食を与えましょう! 特に療養食を食べてくれないときは、飼い主にとっても心配&ストレスですよね。療養食を食べてもらう工夫としては・・・ 以上、老猫がえさを食べないときの、原因と対処法をご紹介しました。 シニアフードが気に入らない 飽きた ニオイがよくない 食べづらい 一気に食べられない 環境の変化・ストレス 体調不良・病気 愛猫には何歳になっても元気で長生きしてもらいたいですよね。老猫と一緒に生活する上で、是非参考にしてみて下さい! そんなお悩みをお持ちの方には、以下のフードをおすすめします。 どれも「危険な添加物不使用」「グレインフリー」「お得な定期コースあり」です。1.老猫の変化
2.老猫がえさを食べなくなる原因
シニアフードが気に入らない
飽きた
ニオイがよくない
食べづらい
一気に食べられない
環境の変化・ストレス
体調不良・病気
まとめ
⇒シニアフードの切り替え時は、成猫用とシニア用を混ぜて少しずつ慣らしていく
⇒数種類の総合栄養食をブレンド、ウェットフードとミックス、日替わり
⇒賞味期限・フードの状態をチェック&ウェットフードやふりかけ活用!
⇒ドライフードを砕く、お湯やミルクでふやかす
⇒少量の食事を3~4回にわけて食べる
⇒適度に遊んで運動不足解消・毎日優しくブラッシング・落ち着けるスペースを確保
⇒少しでも違和感を感じたら病院へ。勧められた療養食を与えましょう!おすすめフード5選 ●モグニャンキャットフード
●カナガンキャットフード チキン
●カナガンキャットフード サーモン
●ジャガーキャットフード
●GRANDS(チキン&サーモン全年齢用)アビシニアン アメリカンショートヘア アメリカンカール エキゾチックショートヘア サイベリアン シャルトリュー シンガプーラ スコティッシュフォールド スフィンクス ソマリ ノルウェージャンフォレストキャット ブリティッシュショートヘア ペルシャ猫 ベンガル猫 マンチカン メインクーン ラグドール ロシアンブルー