アボカドに含まれる豊富な栄養素と、厳選された高品質な原材料で猫の健康を促進する『AVO DERM(アボ・ダーム)』のキャットフード。
今回の解析は、『アボ・ダーム(キャット アダルトチキン)』です。原材料と成分について詳しく分析し、口コミでの評判を調査しました。
アボ・ダーム(キャット アダルトチキン)の解析
評価内容 | 原材料 :★☆☆☆☆ 安全性 :★★★☆☆ コスパ :★☆☆☆☆ 食いつき:★★★☆☆ 口コミ :★★★☆☆ |
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容量/価格 | 1.4kg/約2,000円 |
1kgあたり | 約1,428円 |
カロリー | 375kcal/100g |
メイン食材 | チキンミール |
原産国 | アメリカ |
酸化防止剤 | ◎(ビタミンE) |
着色料・保存料 | ◎(不使用) |
穀物 | ✕(玄米粉、米粉) |
対応年齢 | 成猫(1歳~) |
賞味期限 | 未開封:パッケージに記載 開封後:1ヵ月目安 |
販売元 | 株式会社BIペットランド |
最安値 | Rakuten |
ぱっと見、人間の視点から見ればヘルシーと思うかもしれませんが、猫視点ではあまり健康的とは思えないですね。
肝心の原材料を見てみると、「ミール」、「粉」「粉」。主原料はチキン”ミール”で、第2原料は玄米粉、米粉と猫が消化しにくい穀類が続きます。
アボカドを入れることによって皮膚・被毛を健康に保つと言われていますが、肉食の猫の健康に最重要なのは動物性タンパク源。これではバランスが心配です。
アボ・ダーム(キャット アダルトチキン)の成分と原材料
アボ・ダーム(キャット アダルトチキン)の原材料と成分は以下のとおり。
(※【ピックアップ食材】は緑文字、【好ましくない原材料】は赤文字で表記)
原材料:チキンミール、玄米粉、米粉、鶏脂肪、乾燥トマト繊維、ニシン粉、アボカドミール、ナチュラルフレーバー、乾燥全卵、乾燥チコリー根、塩、ホエー、塩化カリウム、ビタミン(塩化コリン、ビタミンE、ナイアシン、ビタミンA、ビタミンB1、パントテン酸カルシウム、ビタミンB6、メナジオン二亜硫酸ナトリウムキレート、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンD3、ビタミンB12、葉酸、ビオチン)、ミネラル(硫酸亜鉛、アミノ酸亜鉛キレート、アミノ酸鉄キレート、硫酸鉄、硫酸銅、アミノ酸マンガンキレート、アミノ酸銅キレート、酸化マンガン、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム)、アボカドオイル、タウリン、炭酸カルシウム、パセリ、海草、メチオニン、ユッカエキス、イノシトール
成分:粗蛋白32%以上、粗脂肪20%以上、粗繊維3.5%以下、水分10%以下、粗灰分6.0%以下、マグネシウム0.11%以下、タウリン0.16%以上
チキンミール
良質なフードの「チキンミール」は副産物は一切使わず、素材同士を混ぜやすくするために肉の部分を粉にしているだけという場合が多いです。(実際「アボダーム」も肉部分を粉状にしたものを使っているそうです)
ただ、やっぱり「新鮮なチキン」に越したことはありません。
玄米粉、米粉
そのあとに続く玄米粉と米粉。アレルギーを引き起こす可能性があるとうもろこしは不使用とあるものの、米や玄米も猫にとっては消化に悪く、炭水化物の重要性も低いです。
原材料のこんなに上の欄(多く含まれている)に穀類が並ぶのはあまり良くありません。
塩
塩、砂糖、イースト、香料などは基本的にキャットフードに必要ではありません。新鮮で良質な食材を使っていれば、塩を添加する必要はないのです。
アボ・ダームの口コミ評判
実際にアボ・ダーム(キャット アダルトチキン)を使った人の口コミ情報を集めました。
良い口コミ評判
毛がつやつや(Peppyより)
1歳8ヶ月のメス猫です。これだけは飽きずに食べてくれます。粒が小さくて食べやすいみたい。アボカドが効いているのか、毛がつやつやです。
体にもいいので安心(楽天市場より)
多頭飼いです。初めてあげたときは、食べない猫もいたので、ちょっと心配だったんですが、次の日からはみんなきれいに食べるようになりました。えさをあげてから、ちょっと目を離したすきに、あっという間になくなっています。体にもいいので、安心してあげられます。
悪い口コミ評判
食いつき悪い(楽天市場より)
試しに買って与えてみましたが、あまり気に入らないらしく、食いつきは悪かったです。ダイエット食は往々にして食いつきが悪いのですが、それにしてもなかなか減らなかった。
ものすごく不評(個人ブログより)
アボガド入りに興味を惹かれて購入。独特のニオイで正直臭かった…
粒は、歪な星型のようなまきびしのような形。
不評。ものすごく不評。全然食べない。人気ワースト1。ちょっと~!高かったのに~!!(怒)
『キャットフードの達人』管理人の見解
まとめ:アボ・ダームが選ばれる主な理由
- 毛艶効果
- 人工添加物無添加
- とうもろこし不使用でアレルギー対策
結果『アボ・ダーム』は、動物性タンパク源不足が心配のキャットフードであることが分かりました。
アボカドの栄養素自体はとても良いのですが、それ以前に主原料である動物性タンパク源と、必要性の低い穀類の割合が気にかかりました。
食いつきが良ければ毛づやアップ用に時々あげてもいいと思いますが、毎日の総合栄養食としてはあまりおすすめできません。
原材料に関してはあまりツッコミの口コミはなく、全体的に高評価が多いです。アボカド・植物性というキーワード=健康に良いというイメージが大きいのかもしれません。
やはり好き嫌いや好みが激しい猫は、食いつきがいいコもいれば、悪いコもいるみたいですね。食いつきに関しては両極端な意見が多い印象です。
毛づやに関してはおおむね変化を感じているようですが、栄養価に関してはまだまだ不安要素が残るフードです。