ペットの健康を考えた安心・安全なPETLINE(ペットライン)の製品『メディファス』。
今回の解析は、『メディファス(1歳から・チキン味)』です。原材料と成分について詳しく分析し、口コミでの評判を調査しました。
メディファス(1歳から・チキン味)の解析
評価内容 | 原材料 :★★☆☆☆ 安全性 :★★☆☆☆ コスパ :★★☆☆☆ 食いつき:★★☆☆☆ 口コミ :★★☆☆☆ |
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容量/価格 | 1.5kg/1,600円 |
1kgあたり | 約1,066円 |
カロリー | 380kcal/100g |
メイン食材 | 穀類(とうもろこし、コーングルテンミール) |
原産国 | 日本 |
酸化防止剤 | △(動物性油脂) |
着色料・保存料 | ◎(不使用) |
穀物 | ✕(とうもろこし、コーングルテンミール) |
対応年齢 | 成猫(1~7歳くらい) |
賞味期限 | 未開封:パッケージに記載 開封後:1ヵ月目安 |
販売元 | ペットライン |
最安値 | Amazon Rakuten |
ミネラルバランスを調整することで、下部尿路の健康を維持。また原材料からも着色料などが使われていないのは良いですね。
ただ、肝心のフードの主原料に穀物やミールが多いのが気になります。これでは、猫に最も重要な栄養素・動物性タンパク源が十分に摂取できません。
病気やトラブル対策も大切ですが、毎日の食事なので、フードのメイン食材にも気をつけたいですね。
メディファス(1歳から・チキン味)の成分と原材料
メディファス(1歳から・チキン味)の原材料と成分は以下のとおり。
(※【ピックアップ食材】は緑文字、【好ましくない原材料】は赤文字で表記)
原材料:穀類(とうもろこし、コーングルテンミール)、肉類(ミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダー)、豆類(おから)、油脂類(動物性油脂、ガンマ-リノレン酸)、魚介類(フィッシュミール:DHA・EPA源)、糖類(フラクトオリゴ糖)、卵類(ヨード卵粉末)、シャンピニオン、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、イノシトール)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄、コバルト、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)
とうもろこし、コーングルテンミール
完全肉食動物である猫にとって最も重要なのは動物性タンパク源、つまり肉や魚です。穀類は猫にとっては重要度が低く、体内でうまく消化できないので、消化不良やアレルギー反応を起こしてしまう可能性もあるのです。
特に、トウモロコシや小麦はアレルギーを引き起こす危険性が高いにもかかわらず、「メディファス」のキャットフードはよりによって主原料がトウモロコシと、副産物のコーングルテンミール。
猫の本来の食事として、トウモロコシベースは好ましくありません。
ミートミール
ペットフードの”ミール”というのは粉状に砕いて混ぜ合わせたものという意味。食用の肉にできないレンダリングされた低品質肉だったり、死骸や病気の動物の肉が使われている危険性があります。
特に「ミートミール」のように、何の肉かも、どのような状態の肉かもわからないあいまいな表現の原材料は好ましくありません。
肉そのものではなく、ミール・エキス・パウダー・副産物などの言葉が原材料の上位(多く含まれているもの)に入っていたら要注意です。
動物性油脂
ミールに引き続き、ペットフードによくある危険なあいまい表現の一つです。これでは何の動物の油脂なのか全くわかりません。
また、動物性油脂は酸化が早いので、加工段階でほぼ必ず酸化防止剤が使われています。動物性油脂に使われた酸化防止剤は表記の義務がないため、強い合成の酸化防止剤が使われているかもしれません。
(※フード全体に使われているローズマリー抽出物とミックストコフェロールは、比較的安全性の高い天然の酸化防止剤です)
メディファスの口コミ評判
実際にメディファス(1歳から・チキン味)を使った人の口コミ情報を集めました。
良い口コミ評判
国内メーカーの気遣い(楽天市場より)
安心できそうな国産メーカーが作っているフードなので、とりあえず信用しています。
喰い付きも悪くないし、500グラムずつの小分けになっているので、大袋を買っても劣化前に食べ切れるので安心。
こういう点はやはり国内メーカーの気遣いでしょうか。
ただ、国内メーカーは成分や原産国の公開がしっかりされていないことが多いので、ローテーションの1つで、メインやこれだけをずっと与えることはしていません。
結石経験者の猫ちゃんも問題なし(Amazonより)
いつもこれを買ってます。
というのも、結石で猫ちゃんが苦しんだ経験があるから。
これに変えてからは全然問題なし。
同様の商品の中でも、これはコストパフォーマンス高し。
悪い口コミ評判
妙な硬さ・・・(楽天市場より)
私も試しに食べてみましたが、なんだかノンフライ麺を食べているような妙な硬さと舌にちょっと刺さるような感覚がありました。
食べてみた直後に百合のメイン食と牡丹のメイン食も食べてみましたがそんな感覚はなかったのでやっぱメディファスの特徴かと思います。
全く口にしなくなった(Amazonより)
これまでずっとメディファスは好きで食べてきましたが
リニューアルしてから全く口にしなくなりました。
2匹とも同じように食べなくなったので、何かが変わってしまったのでしょう。
違うフードに切り替えます。
『キャットフードの達人』管理人の見解
まとめ:メディファスが選ばれる主な理由
- 尿結石予防に
- 国産の安心感
- 小分けパックで使いやすい
結果『メディファス』は、穀物・ミールメインがちょっと心配な下部尿路の健康維持フードであることが分かりました。
猫にありがちな下部尿路の病気対策ももちろん大切ですが、それ以前に猫に本当に必要な栄養がとれなければ、健康体を維持することはできません。
原材料、特に多く含まれる主原料にはじゅうぶんに注意してフードを選びましょう。
下部尿路の健康に配慮したフードというだけあって、尿路疾患のある猫ちゃんの飼い主さんからの高評価が多かったです。
療法食などの専門のものは値段が高かったり、食べてくれなかったりするので、この価格で尿路疾患の予防をしてくれるのはありがたいようですね。また日本のメーカーならではの、小分けの使いやすさもポイント。
しかし、いくら尿路の健康フードといっても、毎日食べさせるものは穀物ベースではなく肉や魚ベースのものにしたいですね。