ペットの健康を第一に考えたフードを提供する超有名なペットフードブランド『ロイヤルカナン』。
今回は、そんな『ロイヤルカナン エイジング +12』のキャットフードを徹底解析!成分の分析から、リアルな口コミ評価まで、まとめてご紹介したいと思います。
■今回の参考商品:ロイヤルカナン エイジング +12
[Photo by Julie Duffy] 猫をこよなく愛し、毎日愛猫・ピノの体に顔を埋めています。 「より専門的な知識を身につけて愛猫に元気でいてもらいたい!」という思いから、ペットフード/ペットマナー検定の資格を取得しました。 ▼自信をもっておすすめできるキャットフードBest3 公式サイトを見てみると、「ロイヤルカナン エイジング +12」のキャットフードは以下のような特徴を掲げています。 12歳以上のシニア猫の老化による身体への影響を和らげることを目的につくられた総合栄養食「ロイヤルカナン エイジング +12」。 次の項目で、原材料と成分を詳しく見ていきましょう。 続いて、「ロイヤルカナン エイジング +12」の原材料と成分を詳しくみてみましょう。 原材料:植物性分離タンパク*、小麦粉、動物性脂肪、米、家禽**ミート、植物性繊維、加水分解動物性タンパク、とうもろこし、チコリパルプ、大豆油、魚油、トマト(リコピン源)、オオバコ種皮・種子、フラクトオリゴ糖、緑茶抽出物(ポリフェノール源)、加水分解酵母(マンナンオリゴ糖源)、加水分解甲殻類(グルコサミン源)、ルリチシャ油、マリーゴールド抽出物(ルテイン源)、加水分解軟骨(コンドロイチン硫酸源)、アミノ酸類(L-リジン、DL-メチオニン、タウリン、L-トリプトファン、L-カルニチン)、ミネラル類(K、Ca、Cl、P、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(コリン、E、C、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、B2、B6、B1、葉酸、A、ビオチン、B12、D3)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル) 評価:Dランク ガンや心臓病の原因となる活性酸素から愛猫を守る抗酸化成分、腎臓の損傷の進行を遅らせるのに役立つオメガ3系不飽和脂肪酸(EPA)など、12歳以上の老齢期の猫ちゃんに嬉しい成分を配合。 また、腎臓が弱っていると体内で分解できなくなるミネラル成分・リンの値を適切に調整。また猫にありがちな尿路結石などの病気に備えて、マグネシウムの値も0.03%と最低限まで下げています。 そしてこちらの商品のユニークなポイントは2重構造のキブル(粒)。外はサクッと、中は柔らか。歯が悪いシニア猫ちゃんにも食べやすいようにつくられています。 しかし、気になる点も多数。まずは何よりも、詳細のわからない“植物性“、”動物性“、”魚“などのあいまいな表記は、信頼性に大きく影響します。何の動物なのか、どの植物を使っているのかなど、良心的なフードにはきちんと記載してほしいですね。 「ロイヤルカナン ステアライズド12+」には、超高消化性の植物性分離タンパクが使われていますが、肉食の猫に最も重要な栄養素は動物性タンパク源。つまり肉や魚がメインになってこそ、猫本来の食事に近づくのです。 こちらは療養食ではなく、“健康なシニア猫用の総合栄養食”なので、肉や魚が主原料であってほしいですね。 肉食動物の猫の体内で消化しづらいイネ科の穀類が多く使われているのも気になります。シニア猫になると、消化器官も少しずつ衰えてきますよね。 オリゴ糖などのお腹に良い成分が入っているのは嬉しいですが、肉や魚よりも穀類が多いのはあまり好ましくありません。 特に、とうもろこしや小麦はアレルギーを発症しやすいと言われています。毎日の食事なので、炭水化物由来の穀類はなるべく控えめにおさえたいところです。 添加物で気になるのは何と言ってもBHA、没食子酸プロピルなどの合成の強い酸化防止剤。特にBHAは発がん性があることがわかっています。 健康に影響を及ぼす量ではないことは「ロイヤルカナン」側でも説明がされていますが、毎日の食事で自然と体に堆積していくので、愛猫の体調に異変を感じた時は使用を避け、獣医師に相談しましょう。 “動物性油脂”という総称では、いったい何の動物の油脂なのか全くわかりません。あいまい表現は信用できませんよね。 また、動物性油脂は酸化が早いので、加工段階でほぼ必ず酸化防止剤が使われています。実際、BHA、没食子酸プロピルといった強い合成の酸化防止剤が使われているのは、動物性油脂に対してかもしれません。 それでは最後に、実際に「ロイヤルカナン エイジング +12」を使った飼い主さんの口コミ評判をいくつか紹介します。 18歳の雄猫ですが、最近カリカリを食べるのが億劫になったのか缶詰ばかり食べます。ところが+12を買って食べさせたところ鼻息荒く食べ始めました。その後も食べるたびに目を輝かして食べます。しばらくはこれで元気を取り戻してくれると思います。(Amazonより) 色々なフードをあげましたが、うちのニャンにはロイヤルカナンが一番あっているようで、よく食べてくれます。7年程前から春になると毛が大量に抜け、身体中舐め壊してしまうようになりましたが(病院2件でも原因不明)、ロイヤルカナンに変えて1年、今年は症状が軽くひと安心です。(Amazonより) 今まで何種類かのフードを与えてたので、急に療養食に切り替えてそれだけとなると猫のすとれすもたまるようで、気分転換にこの商品を与えてみました。とてもよく食べます。(楽天市場より) ちょっと粒が大きいので半分にカットしてあげています。とてもおいしいようでみんなガツガツ食べます。(楽天市場より) チップはかなり大きめです。腎臓サポート~の1.5粒分位でしょうか。それも、見るからにおいしそうな商品説明、なのですが、セミウェットかと思いきや、意外にも結構な硬さでした。デンタルケア商品を連想させる感じで、高齢で体格の小さい仔にはちょっと不向きな印象ですね。 ロイヤルカナンシリーズの多くに共通していえるのが、食いつきがとても良いということ。食欲が低下するシニア猫ちゃんががつがつ食べてくれたら嬉しいですね。 粒は結構大きくて、思ったよりかたいという口コミも。体が小さい猫や、口が小さい猫にとっては食べにくいのが難点です。 口コミは高評価が多い印象ですが、肝心な原材料や栄養バランスについては、猫が本来必要とする栄養素(肉や魚)より穀類の配分の方が多かったり、負担となる穀類や人工添加物が入っていたりと不安が残ります。 以上今回は、「ロイヤルカナン エイジング +12」の原材料や成分、みんなの口コミや評判を紹介しました。 結果「ロイヤルカナン エイジング +12」は、シニア猫に嬉しい成分は入っているけれど、消化の負担となる穀類や強い添加物などの不安要素も残るキャットフードであることが分かりました。 数多い種類・シリーズが売りの「ロイヤルカナン」ですが、特に療養食は獣医さんがすすめるものも多く、効果を実感できるものが多いようです。 しかし、「ロイヤルカナン エイジング +12」に関しては、シニア向けではあるものの、基本的に健康な猫ちゃんへの総合栄養食。シニアになっても、病気もせず元気であるなら、植物性タンパクや穀類ベースではなく、動物性のお肉や魚といった栄養素をたっぷり含んだものをバランスよくあげたいですね。 そんなお悩みをお持ちの方には、以下のフードをおすすめします。 どれも「危険な添加物不使用」「グレインフリー」「お得な定期コースあり」です。「ロイヤルカナン エイジング +12」とは?
[出典:http://www.royalcanin.co.jp/]0.4kg:税込924円
2kg:税込3,839円
4kg:税込6,787円100gあたりの価格 約169〜231円 1日あたりのコスパ 約91円/日(1日55g換算) 原産国 フランス メイン食材 植物性分離タンパク 酸化防止剤・保存料 ×(BHA、没食子酸プロピル) 着色料 ◎(不使用) 穀物 ×(米、とうもろこし、小麦) ロイヤルカナン エイジング +12の原材料と成分
(【好ましくない原材料】は赤文字で記載)
**鶏、七面鳥
[出典:http://www.royalcanin.co.jp/]猫の健康維持に最も重要なのは動物性タンパク源
穀類の使用
強い化学合成の酸化防止剤
動物性油脂について
ロイヤルカナン エイジング +12の口コミ評判
初見では食べてくれましたが、2度目からは明らかに不満そうで、その後は見向きもせず。食べている際も食べにくそうではありました。(楽天市場より)まとめ
おすすめフード5選 ●モグニャンキャットフード
●カナガンキャットフード チキン
●カナガンキャットフード サーモン
●ジャガーキャットフード
●GRANDS(チキン&サーモン全年齢用)アビシニアン アメリカンショートヘア アメリカンカール エキゾチックショートヘア サイベリアン シャルトリュー シンガプーラ スコティッシュフォールド スフィンクス ソマリ ノルウェージャンフォレストキャット ブリティッシュショートヘア ペルシャ猫 ベンガル猫 マンチカン メインクーン ラグドール ロシアンブルー