ペルシャは、ふわふわの被毛と堂々とした見た目、そして歴史が古いことから「猫の王様」とも呼ばれる猫種です。
性格は大人しく、活発に動き回ることは少ないので、肥満にならないように標準体重はしっかり把握しましょう。
猫をこよなく愛し、毎日愛猫・ピノの体に顔を埋めています。 「より専門的な知識を身につけて愛猫に元気でいてもらいたい！」という思いから、ペットフード/ペットマナー検定の資格を取得しました。
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ペルシャの大きさや体重は？
| 画像 |  | ||
|---|---|---|---|
| 平均体重 | 男の子♂：3～6kg 女の子♀：3～5kg | ||
| 平均体長 | 60～80cm | ||
| 平均体高 | 23～25cm | ||
ペルシャは中〜大型サイズで、ボディタイプはコビーに分類されます。
胴が短く、脚も短めで太いのでずんぐりとした見た目です。被毛が長いのでわかりにくいですが、実は骨太でがっしりしています。
- 体長：胸から尻尾の付け根までの長さ
- 体高：(立っている状態で)地面から肩までの長さ
ペルシャの成長推移
ペルシャは、約1年かけて成猫に成長します。
| 月齢 | 平均体重 |
|---|---|
| 1ヶ月 | 0.4～0.5kg |
| 3ヶ月 | 1～1.5kg |
| 6ヶ月 | 2.5～3kg |
| 9ヶ月 | 3～3.5kg |
| 12ヶ月 | 3～6kg |
体重の増加が止まると、成猫になった証拠です。そのタイミングの体重がその子の標準体重なので、維持できるように心がけましょう。
肥満・痩せ過ぎチェック
目安として、1歳になった時の体重を2割以上オーバーすると肥満と見なされます。
例えば、4kgで成長が止まった場合、2割増しの4.8kg以上で肥満になります。反対に、2割減の3.2kg以下になると痩せ過ぎです。
ペルシャの大きさの比較
ペルシャの大きさを、年齢・性別ごとに比較してみましょう。
子猫と成猫の違い
| 子猫 (生後3か月) | 成猫 (生後12か月以降) | |
|---|---|---|
| 平均体重 | 1～1.5kg | 3～6kg |
| 平均体長 | 20cm | 60～80cm |
| 平均体高 | 15〜20cm | 23～25cm |
1歳になるまでの間に、体重と体長がおおよそ3倍になることがわかります。
オスとメスの違い
| オス(♂) | メス(♀) | |
|---|---|---|
| 平均体重 | 3～6kg | 3～5kg |
| 平均体長 | 60～80cm | 60～70cm |
| 平均体高 | 23～25cm | 23～25cm |
オスとメスでは、大きさにほとんど違いはありません。オスのほうが若干メスよりも大きい程度です。
ペルシャと他の猫種の違い
ペルシャと見た目が似ている猫に、チンチラとヒマラヤンが挙げられます。
チンチラ・ヒマラヤンとの違いは、生まれた経緯を知るとわかりやすくなります。
ペルシャとチンチラの違い
チンチラとは、ペルシャの中で「シルバーまたはゴールドの毛色で、ブルーやグリーン系統の瞳をもつ猫」のことです。「チンチラペルシャ」「チンチラキャット」とも呼ばれます。
チンチラを独立した猫種として登録している血統登録団体は少なく、一般的にはペルシャの毛色のひとつに分類されます。
また、チンチラの中でもさらに以下のように分けられます。
- チンチラゴールド
ベースの毛色は茶色で、黒が混じっている - チンチラシルバー
ベースの毛色は白で、黒が混じっている
チンチラと言えば、チンチラシルバーを指すことが多いです。
ペルシャとヒマラヤンの違い
ヒマラヤンは、血統登録団体によって、猫種として認められているかどうか異なります。
認められている場合、「ペルシャとシャムを交配させた猫種」として登録されています。
認められていない場合、「ペルシャの毛色のひとつで、足の先が黒い猫」を表します。
補足：猫の大きさの目安
猫の体の大きさを判断する時には、サイズやボディタイプについて知るとわかりやすくなります。
サイズは「体重」を表す
平均体重によって、「小型サイズ」「中型サイズ」などとサイズで表します。
| サイズ | 平均体重 | 猫種の例 |
|---|---|---|
| 小型 | 3kg前後 | シンガプーラ、マンチカン、ミヌエット |
| 小〜中型 | 3.5kg前後 | アビシニアン、アメリカンカール、コラット、シャム、トンキニーズ、ラパーマ、ロシアンブルー |
| 中型 | 4kg前後 | エジプシャンマウ、スフィンクス、バーミーズ、ボンベイ |
| 中〜大型 | 4.5kg前後 | アメリカンショートヘア、エキゾチックショートヘア、オシキャット、シャルトリュー、スコティッシュフォールド、セルカークレックス、ソマリ、バーマン、ヒマラヤン、ペルシャ、ベンガル |
| 大型 | 5kg前後 | サイベリアン、ノルウェージャンフォレストキャット、ブリティッシュショートヘア、メインクーン、ラガマフィン、ラグドール |
オスとメスでは体重が若干異なるので、同じ猫種でも「小型」に分類されることもあれば「中型」に分類されることもあります。
ボディタイプは「体格」を表す
体重ではなく、見た目（体格や体型）を表すのがボディタイプです。
猫には6つのボディタイプがあります。
ただし、厳密な基準はなく、猫種によっては複数のボディタイプに分類されることもあります。
| 特徴/猫種の例 | |
|---|---|
コビー | ●胴が短めで筋肉質 ●肩や腰幅が広い ●頭部は丸い ●耳は小さめで離れている ●尻尾は短め ●足の先に丸みがある |
| エキゾチックショートヘア、キムリック、バーミーズ、ヒマラヤン、ペルシャ、マンクス | |
セミコビー | ●コビーより体が小さめ ●胴、四肢、尻尾が長い ●目は丸くて大きい ●足の先に丸みがある |
| アメリカンショートヘア、アメリカンワイヤーヘア、コラット、シャルトリュー、シンガプーラ、スコティッシュフォールド、セルカークレックス、ブリティッシュショートヘア、ボンベイ、ミヌエット | |
フォーリン | ●スレンダーで筋肉質 ●胴、四肢、尻尾が細長い ●スタイルが良い |
| アビシニアン、オホースアズーレス、ジャパニーズ・ボブテイル、ソマリ、ターキッシュアンゴラ、ロシアンブルー | |
セミフォーリン | ●オリエンタルとコビーの中間 ●胴が短い ●頭部は丸みのある逆三角形 |
| アメリカンカール、エジプシャンマウ、オシキャット、スノーシュー、スフィンクス、デボンレックス、トンキニーズ、ハバナブラウン、マンチカン、ラパーマ | |
オリエンタル | ●コビーの対極 ●胴、四肢、尻尾が細長い ●頭部は逆三角形 ●耳が大きめで離れている ●最もスリムな体型 |
| オリエンタルショートヘア、オリエンタルロングヘア、コーニッシュレックス、サイアミーズ、シャム、バリニーズ | |
ロング＆サブスタンシャル | ●他の5タイプのいずれにも属さない ●胴が長い ●骨太で筋肉質 ●大きいと10kg以上になる猫もいる |
| アメリカンボブテイル、サイベリアン、ターキッシュバン、ノルウェージャンフォレストキャット、バーマン、ベンガル、メインクーン、ラガマフィン、ラグドール |
まとめ：健やかな成長には良質なフードを与えよう
以上、この記事ではペルシャの大きさや体重、年齢や性別ごとの比較を紹介しました。
美しい長毛と優雅な出で立ちで有名なペルシャ。おとなしく温和な性格ゆえ、運動量が少ないので食事管理・体重管理に気をつけて、肥満を防ぎましょう。
また、子猫時代の栄養が健康な体の基礎となるので、完全肉食動物である猫に最も重要な栄養素・タンパク質たっぷりのフードが必須です。
良質なフードを与えつつ、体重の推移にも気を配りましょう。
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|---|---|
| ●モグニャンキャットフード ●カナガンキャットフード チキン ●カナガンキャットフード サーモン ●ジャガーキャットフード ●GRANDS(チキン&サーモン全年齢用) |
どれも「危険な添加物不使用」「グレインフリー」「お得な定期コースあり」です。
| アビシニアン | アメリカンショートヘア | アメリカンカール |
| エキゾチックショートヘア | サイベリアン | シャルトリュー |
| シンガプーラ | スコティッシュフォールド | スフィンクス |
| ソマリ | ノルウェージャンフォレストキャット | ブリティッシュショートヘア |
| ペルシャ猫 | ベンガル猫 | マンチカン |
| メインクーン | ラグドール | ロシアンブルー |
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