ACANA(アカナ)は、カナダの天然魚をふんだんに使用したグレインフリーのキャットフードです。
当サイトでは、以下のような猫や飼い主さんにアカナをおすすめします。
こんな猫におすすめ | |
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●魚が好き ●どのフードも食いつきが悪い ●穀物アレルギーがある | |
こんな飼い主さんにおすすめ | |
●穀物不使用のフードを探している ●色んな味でローテーションしたい ●手に取りやすい価格のフードが欲しい |
この記事では、アカナを独自の観点から徹底的に解析しました。加えて、良い口コミや悪い評判、取扱店舗もまとめています。
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猫をこよなく愛し、毎日愛猫・ピノの体に顔を埋めています。 「より専門的な知識を身につけて愛猫に元気でいてもらいたい!」という思いから、ペットフード/ペットマナー検定の資格を取得しました。
▼自信をもっておすすめできるキャットフードBest3
アカナ(パシフィカ)の解析結果
総合評価 | 4.40 Aランク(S〜Eランクで評価) フードの評価基準を見る |
---|---|
メリット | ●穀物不使用で安心 ●ヒューマングレード ●手に取りやすい価格 |
デメリット | ●獣医師の推奨がない ●少量サイズのお試しがない ●高タンパクなぶん、高カロリー |
アカナは、原材料の75%に魚類、25%にフルーツや野菜を使用したフードです。カナダ西部の海で獲れたニシンやイワシが主原料で、自然に近い高タンパクなレシピになっています。
ちなみに、2017年4月と2021年4月に原材料・成分・パッケージがリニューアルされました。
Amazonでは猫用の新しい種類も販売されていますが、公式サイトでは猫用のフードは4種類しか記載がありません。ちなみに、「オリジン」と同じ製造元です。
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アカナ(パシフィカ)の原材料は以下の通りです。(当サイトの基準で好ましい食材は緑文字、心配な食材は赤文字、判断できない食材は太字で表記しています。)
新鮮丸ごと太平洋ニシン(16%), 新鮮丸ごと太平洋イワシ(13%), 新鮮丸ごとアブラカレイ(8%), 丸ごとニシンミール(8%), 太平洋タラミール(8%), 丸ごとシロガネダラミール(8%), 丸ごとグリンピース, 丸ごと赤レンズ豆, 丸ごとヒヨコ豆, 丸ごと緑レンズ豆, タラ油(6%), 新鮮丸ごとシルバーヘイク(4%), 新鮮丸ごとレッドストライプメバル(4%), 丸ごとピント豆, 丸ごとイエローピース, コールドプレスヒマワリ油, 日干しアルファルファ, 乾燥ブラウンケルプ, 新鮮カボチャ, 新鮮バターナッツスクワッシュ, 新鮮パースニップ, 新鮮グリーンケール, 新鮮ホウレン草, 新鮮カラシ菜, 新鮮カブラ菜, 新鮮ニンジン, 新鮮レッドデリシャスリンゴ, 新鮮バートレット梨, フリーズドライタラレバー(0.1%), 新鮮クランベリー, 新鮮ブルーベリー, チコリー根, ターメリックルート, オオアザミ, ゴボウ, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ,フェシウム菌(ビタミンEとローズマリーで天然保存)
添加栄養素:ビタミンE、K、コリン、亜鉛、銅
食材名 | 詳細 |
---|---|
ニシン、イワシ、 カレイなど魚類 | 主原料は猫の食いつきが期待できる新鮮な魚肉です。 |
新鮮クランベリー | クランベリーに含まれるキナ酸は、尿路結石の原因となる尿のphの値を酸性に変えて安定させるため、尿結石の予防に効果的です。 |
チコリー根 | チコリはハーブの一種で、老廃物の排出を助けます。 |
なお、アカナには発がん性などのある危険な添加物は含まれていません。
アカナ(パシフィカ)の成分は以下の通りです。(当サイトの基準値を満たしている数値は緑文字、満たしていない数値は赤字で表記しています。)
アカナ (パシフィカ) | AAFCOの基準値 | 当サイトの基準値 | |
---|---|---|---|
粗たんぱく質 | 37%以上 | 26.0%以上 | 40%未満 |
粗脂肪 | 20%以上 | 9.0%以上 | 10%以上 〜30%未満 |
粗繊維 | 3%以下 | ー | 6%未満 |
粗灰分 | 7.5%以下 | ー | 6%以上 〜10%以下 |
水分 | 10%以下 | ー | ー |
エネルギー | 393.0kcal /100g | ー | ー |
オメガ6脂肪酸 | 2%以上 | オメガ3脂肪酸 | 2.2%以上 |
---|---|---|---|
カルシウム | 1.5%以上 | リン | 1.1%以上 |
アカナは、AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準を満たした「総合栄養食」です。そのため、フードと水だけで十分に健康を維持できます。
安全性のプラス面 | |
---|---|
●原材料は人も食べられる品質 ●アメリカにある自社キッチンで製造 ●リコール歴なし | |
安全性のマイナス面 | |
●獣医師の監修・推奨なし |
アカナに使用している野菜と果物は、全て人間も食べることができるヒューマングレードです。また、アメリカにある自社キッチンは、米国農務省(USDA)やアメリカ食品医薬品局(FDA)の基準をクリアしています。
アカナはリコール歴がありませんが、アカナと同じ製造元のフード「オリジン」では2008年11月にリコールが起きました。このリコールは放射線照射殺菌が原因であり、フード自体が原因ではありませんでした。
価格 | 100gあたり | |
---|---|---|
340g | 税込1,890円 | 555円 |
1.8kg | 税込4,100円 | 227円 |
4.5kg | 税込7,834円 | 174円 |
※2021年12月時点、Amazonの価格です。
アカナは、100gあたり174円〜555円です。
キャットフードの相場を100gあたり250円〜300円だとすると、相場よりも安く、手に取りやすい価格です。
利便性のプラス面 | |
---|---|
●Amazonと楽天市場で取扱あり ●Amazonに定期便あり ●開封口にジッパー(チャック)付き | |
利便性のマイナス面 | |
●少量サイズのお試しなし |
アカナは開封口にジッパー(チャック)が付いているため、簡単に密封でき、開封の手間も減ります。
また、Amazonでは定期便が注文できますが、割引はありません。
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アカナ(パシフィカ)の基本情報と特徴
パッケージ | |||
---|---|---|---|
商品名 | ACANAレジオナル 猫用 パシフィカ | ||
価格 | 340g:1,718円(税込1,890円) 1.8kg:3,727円(税込4,100円) 4.5kg:7,122円(税込7,834円) ※Amazonの価格 | ||
100gあたり | 174円〜555円 | ||
最安値 | Amazon Rakuten | ||
対象 | 全猫種・全ライフステージ | ||
原産国 | カナダ | カロリー | 393.0kcal /100g |
目的 | 総合栄養食 | タイプ | ドライフード |
主原料 | 新鮮丸ごと太平洋ニシン(16%) | ||
賞味期限 | 未開封:パッケージに記載 開封後:1ヶ月 | ||
粒の形 | 直径:約1cm | ||
販売元 | 製造:チャンピオンペットフーズ社 https://www.acana.com/en-US/homepage 販売:株式会社トランペッツ https://trumpets-shop.jp/ |
アカナはカナダ・チャンピオンペットフーズ社が製造するブランドのひとつです。日本では、株式会社トランペッツが総輸入代理店として販売しています。
- 魚の含有率は75%
- 天然魚を新鮮なまま加工
- 低GIで体にやさしい
特徴①魚の含有率は75%
原材料のうち、75%に魚を使用した高タンパクフードです。
地元を中心に調達したニシンやイワシ、カレイやタラなどの魚類を豊富に使用することで、猫の食欲を刺激します。
特徴②天然魚を新鮮なまま加工
アカナの主原料は、カナダ西部の海で獲れる天然魚です。
海で獲られた後は1日以内にキッチンまで運ばれるため、鮮度を損なわないままフードに加工できます。
特徴③低GIで体にやさしい
本来肉食である猫にとって、穀類などの炭水化物は消化に負担がかかりやすいです。
血糖値が上がりにくい低GIのカボチャやバターナッツスクワッシュを使用することで、猫の体に配慮しています。
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アカナ(パシフィカ)の口コミ
アカナ(パシフィカ)の口コミをまとめると以下のようになります。
良い口コミ | |
---|---|
●食いつきが良い ●体調が良くなった ●小粒で食べやすそう | |
悪い口コミ | |
●食いつきが悪い ●便の調子が悪くなった |
良い口コミ
まず、以下のような良い口コミがあります。
食いつきが良い
(2021年7月に投稿)
[出典:楽天市場]
体調が良くなった
ウンチを固める為のビートパルプや、元来肉食のネコに不要な穀物が入っておらず、このまま継続しようと思います。
(2017年2月に投稿)
[出典:Amazon]
小粒で食べやすそう
(2021年1月に投稿)
[出典:Amazon]
悪い口コミ
次に、以下のような悪い口コミがあります。
食いつきが悪い
難しいです。 ふりかけを混ぜれば食べるので
騙し騙しあげています。
(2017年11月に投稿)
[出典:Amazon]
便の調子が悪くなった
ただ、1匹の方には合わないようで、便が緩くなってしまい、今はもう1匹がトッピングとして食べています。
(2020年11月に投稿)
[出典:Amazon]
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アカナ(パシフィカ)の取扱店舗
アカナは、全国の実店舗、Amazon、楽天市場で取扱があります。
公式オンラインショップでは販売していません。
340g | 税込1,890円 | 税込855円〜 |
---|---|---|
1.8kg | 税込4,100円 | 税込3,853円〜 |
4.5kg | 税込7,834円 | 税込7,152円〜 |
送料 | 0円 | 0円〜 ※ショップにより異なる |
お試し/サンプルはなし
アカナには、有料・無料を問わず、お試しセットや少量のサンプルはありません。
そのため、食いつきを確かめたい場合でも、通常の商品を購入する必要があります。
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アカナ(パシフィカ)の与え方
1日の給与量は?
アカナ(パシフィカ)の給与量は以下の通りです。
[出典:楽天市場] ※給与量はあくまで目安です。年齢や運動量、健康状態、飼育環境によって調整しましょう。 アカナに限らず、新しいキャットフードに切り替える時は、時間をかけて新しいフードに慣れさせることが大切です。 突然、食器いっぱいに新しいフードを載せてはいけません。1週間〜10日程度かけて、従来のフードよりも新しいフードの配分を多くしていきましょう。 少しずつ新しいフードの配分を多くすることで、猫にストレスを与えずに新しいフードを慣れさせることができます。切り替える時の方法は?
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アカナ(パシフィカ)のよくある質問
対象年齢は?
そのため、子猫から成猫・シニア猫まで、猫の年齢に問わず与えられます。
賞味期限は?
ドライフードのため、開封後は1ヶ月を目安に使い切りましょう。
保存方法は?
開封口にジッパー(チャック)が付いているため、開封後はしっかり閉めて密閉しましょう。
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まとめ
以上、この記事では、アカナの評価に加えて、口コミや購入方法、与え方を紹介しました。
最後に重要なポイントをおさらいしましょう。
パッケージ | |||
---|---|---|---|
商品名 | ACANAレジオナル 猫用 パシフィカ | ||
価格 | 340g:1,718円(税込1,890円) 1.8kg:3,727円(税込4,100円) 4.5kg:7,122円(税込7,834円) ※Amazonの価格 | ||
最安値 | Amazon Rakuten | ||
販売元 | 製造:チャンピオンペットフーズ社 https://www.acana.com/en-US/homepage 販売:株式会社トランペッツ https://trumpets-shop.jp/ |
食いつきや体調を見ながら、愛猫にぴったりのフードを探しましょう。
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そんなお悩みをお持ちの方には、以下のフードをおすすめします。
おすすめフード5選 | |
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●モグニャンキャットフード ●カナガンキャットフード チキン ●カナガンキャットフード サーモン ●ジャガーキャットフード ●GRANDS(チキン&サーモン全年齢用) |
どれも「危険な添加物不使用」「グレインフリー」「お得な定期コースあり」です。
アビシニアン | アメリカンショートヘア | アメリカンカール |
エキゾチックショートヘア | サイベリアン | シャルトリュー |
シンガプーラ | スコティッシュフォールド | スフィンクス |
ソマリ | ノルウェージャンフォレストキャット | ブリティッシュショートヘア |
ペルシャ猫 | ベンガル猫 | マンチカン |
メインクーン | ラグドール | ロシアンブルー |
うちの猫たちはチキンより魚の風味が好き、でもフィッシュ4キャットのように煮干しのような強い魚臭は嫌いなようだったので、こちらはブレンドしながらですが、食い付き良く食べてくれていました。
また、時々はチキン中心の方やオリジンなどにも変えて食べさせていましたが、ふと気づくと食べさせ始めて1ヶ月目くらいから急激にオシッコ量が増え水を飲む量も増え、腎臓病の兆候が始まったので、色々口コミを調べたところ、因果関係ははっきりしないものの、犬でも猫でも良質の高タンパクフードを食べてから腎臓や肝臓が悪くなる事例が少なからずあるような事が分かってきました。推測の話ですが、日本の室内猫室内犬の運動量では高すぎるタンパク量が負担になってしまうのではという声がいくつか出ていました。
非常に考えられた良い食品と思うのですが、それを信じた結果、グレインが負担ではなく高タンパクが負担になり内臓を悪くする犬猫もいるということは、非常にショックでしたし、食の安全を検討されるこちらのサイトでも、ぜひもう少し調査していただけたら幸いです。我が家ではいまはタンパク量が30%程度を目安にしています。
Odatch様
こんにちは!この度は「キャットフードの達人」にコメントを下さり、誠にありがとうございます。
貴重な体験をシェアして頂き、感謝致します。
仰る通り、猫にとって動物性のタンパク質は非常に重要ですが、腎臓や肝臓が弱っている状態の猫に高タンパクのフードを与えるのは逆効果ですね。
タンパク質の取りすぎによって
・余分なタンパク質をエネルギーに変える段階でアンモニアが発生し肝臓に負担をかける原因に
・体内で上手く分解されずに残ってしまったタンパク質は老廃物となり、腎臓機能をさらに悪化
このようなことが起こるということは聞いたことがあります。
しかし、今回のように健康な状態から高タンパクフードによって腎臓が悪くなるという事例は私も情報不足でございました。
Odatch様の猫ちゃんは年齢はどれくらいでしょうか?老化によって否応なく腎臓や肝臓機能が低下するので、シニア猫への高タンパクフードも負担になってしまうかもしれません。
特に、「アカナ」や「オリジン」は良質ではあるものの、野生の猫用、つまり通常の室内猫よりも運動量が格段に多い猫用に作られているので、仰っているのは非常に的を得たご指摘だと感じました。
この貴重な情報を記事にも反映させ、過剰なタンパク摂取についての項目も追加させて頂きたいと思います。
実体験に基づいた貴重なコメント、誠にありがとうございました。
猫の健康を考えたキャットフード情報をお伝えできるよう、精進してまいります。今後とも「キャットフードの達人」を何卒宜しくお願い致します!