ペットの健康を第一に考えたフードを提供する超有名なペットフードブランド『ロイヤルカナン』。
今回は、そんな『ロイヤルカナン シャム 成猫用』のキャットフードを徹底解析!成分の分析から、リアルな口コミ評価まで、まとめてご紹介したいと思います。
■今回の参考商品:ロイヤルカナン シャム 成猫用
[Photo by Mulling it Over] 猫をこよなく愛し、毎日愛猫・ピノの体に顔を埋めています。 「より専門的な知識を身につけて愛猫に元気でいてもらいたい!」という思いから、ペットフード/ペットマナー検定の資格を取得しました。 ▼自信をもっておすすめできるキャットフードBest3 公式サイトを見てみると、「ロイヤルカナン シャム 成猫用」のキャットフードは以下のような特徴を掲げています。 しなやかで筋肉質な体型が特徴のシャム猫のために特別につくられたドライキャットフード。 次の項目で、原材料と成分を詳しく見ていきましょう。 続いて、「ロイヤルカナン シャム 成猫用」の原材料と成分を詳しくみてみましょう。 原材料:家禽*ミート、植物性分離タンパク**、とうもろこし、小麦、動物性脂肪、コーングルテン、米、加水分解動物性タンパク、ビートパルプ、魚油、大豆油、フラクトオリゴ糖、加水分解酵母(マンナンオリゴ糖源)、ルリチシャ油、マリーゴールド抽出物(ルテイン源)、アミノ酸類(L-リジン、DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン)、ゼオライト、ミネラル類(Ca、K、Cl、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、コリン、D3、イノシトール、E、ナイアシン、C、パントテン酸カルシウム、B6、B2、B1、葉酸、ビオチン、B12)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル) 評価:Dランク どんな猫種でも、猫は本来完全肉食動物。最も重要な栄養素は肉や魚などの動物性タンパク源です。 「ロイヤルカナン シャム 成猫用」は主原料に鶏肉・七面鳥肉などの家禽ミートを使用。タンパク質はたっぷりですが、脂質は抑えて、細身でしなやかなシャム猫の本来の体型に配慮しています。 その一方で、心配な点もいくつか。主原料が肉類なのは好ましいですが、原材料の多くにとうもろこしや小麦などのイネ科の穀類が入っていたり、詳細のないあいまいな原料もありますね。以下、詳しく見ていきましょう。 詳細のわからない“植物性タンパク“、”動物性脂肪“、”魚油“などのあいまいな表記は、信頼性に大きく影響します。何の動物なのか、どの植物を使っているのか、何の魚の油なのかなど、きちんと記載してくれたらさらに良いですね。 上でも述べたように、猫は完全肉食動物。米が主食の人間と違って、猫にとってイネ科の穀類の重要性は低く、体内で上手く消化することができません。 また、とうもろこしや小麦はアレルギーを発症しやすい食材といわれています。穀類の中でも特にとうもろこしや小麦などのアレルゲンになりやすい食材が含まれているフードは要注意。 アレルギー持ちの猫ちゃんはもちろん、今は健康な猫ちゃんでも消化不良やアレルギーを発症させてしまうかもしれません。 添加物で気になるのは何と言ってもBHA、没食子酸プロピルなどの合成の強い酸化防止剤。特にBHAは発がん性があることがわかっています。 健康に影響を及ぼす量ではないことは「ロイヤルカナン」側でも説明がされていますが、毎日の食事で自然と体に堆積していくので、愛猫の体調に異変を感じた時は使用を避け、獣医師に相談しましょう。 “動物性油脂”という総称では、いったい何の動物の油脂なのか全くわかりません。あいまい表現は信用できませんよね。 また、動物性油脂は酸化が早いので、加工段階でほぼ必ず酸化防止剤が使われています。実際、BHA、没食子酸プロピルといった強い合成の酸化防止剤が使われているのは、動物性油脂に対してかもしれません。 最後に、食物繊維として使われているビートパルプですが、実際は砂糖大根の搾りカスのことで、食物繊維としての栄養価はほとんどないといわれています。 また、便を固める効果があるので、便秘気味の猫ちゃんは悪化してしまうかも。 それでは最後に、実際に「ロイヤルカナン シャム 成猫用」を使った飼い主さんの口コミ評判をいくつか紹介します。 食いつきも良いですし、シャム用ということで低カロリー高タンパク。ダイエットにも良いです。 がつがつシャムは食べてしまい、他の小粒なエサだと、噛まずに丸飲み→戻してしまう…ということがありました。 我が家のシャムには好評です。毛艶も良くなった気がします。小分けパックになれば尚便利。(楽天市場より) 食いつきは抜群です。他のと並べてもこればかり食べるので、定番になりました(Amazonより) 食い付きや体調ともに良好と評価は高い「ロイヤルカナン シャム 成猫用」。しかし、シャム猫用とピンポイントなので、口コミの数は他の『ロイヤルカナン』商品より少なく、実際に使ってみた情報も少ない印象でした。 猫の健康維持のため、タンパク質は高く保ちつつも、脂質などカロリーを低く抑えているのが嬉しいポイントのようです。また、噛み砕きやすい粒も好評です。 愛猫のシャムに合うフードをお探しなら、一度試してみる価値はあるようですが、少量でも人工の添加物(酸化防止剤)が含まれていたり、アレルゲンになりやすい穀類が入っていることは忘れずに、体調の異変には十分に気を配りましょう。 以上今回は、「ロイヤルカナン シャム 成猫用」の原材料や成分、みんなの口コミや評判を紹介しました。 結果「ロイヤルカナン シャム 成猫用」は、シャム猫の特徴に合わせた栄養設計で作られてはいるものの、穀類や添加物などの原材料には不安が残るキャットフードであることが分かりました。 「シャム猫専用」だからと安心せずに、全猫種対応の無添加&グレインフリー(穀物不使用)の「カナガン」や低カロリーで消化性に優れた「シンプリー」などのプレミアムフードも試してみてはいかがでしょうか。 そんなお悩みをお持ちの方には、以下のフードをおすすめします。 どれも「危険な添加物不使用」「グレインフリー」「お得な定期コースあり」です。「ロイヤルカナン シャム 成猫用」とは?
[出典:http://www.royalcanin.co.jp/]2kg/税込4,004円 100gあたりの価格 約200円 1日あたりのコスパ 約60円/日(1日51g換算) 原産国 フランス メイン食材 家禽ミート 酸化防止剤・保存料 ×(BHA、没食子酸プロピル) 着色料 ◎(不使用) 穀物 ×(とうもろこし、小麦、コーングルテン、米) ロイヤルカナン シャム 成猫用の原材料と成分
(【好ましくない原材料】は赤文字で記載)
**超高消化性タンパク(消化率90%以上)
[出典:http://www.royalcanin.co.jp/]不明確な原材料
穀類の使用
強い化学合成の酸化防止剤
動物性油脂について
ビートパルプの使用
ロイヤルカナン シャム 成猫用の口コミ評判
吐き戻しが気になる飼い主さんは試す価値ありだと思います。(楽天市場より)
ロイヤルカナンだと、きちんと噛み砕いて食べているようで安心です。(楽天市場より)まとめ
おすすめフード5選 ●モグニャンキャットフード
●カナガンキャットフード チキン
●カナガンキャットフード サーモン
●ジャガーキャットフード
●GRANDS(チキン&サーモン全年齢用)アビシニアン アメリカンショートヘア アメリカンカール エキゾチックショートヘア サイベリアン シャルトリュー シンガプーラ スコティッシュフォールド スフィンクス ソマリ ノルウェージャンフォレストキャット ブリティッシュショートヘア ペルシャ猫 ベンガル猫 マンチカン メインクーン ラグドール ロシアンブルー