キャットフードを探している時、「ペット先進国」と見かけ、どんな国なのか疑問に思った方も多いのではないしょうか?
日本は、ペットに関する法律の整備がまだ進んでいません。反対に、犬や猫などのペットや家畜に関する法律が厳しく規制されている国を「ペット先進国」と呼びます。
この記事では、ペット先進国の意味、日本との違いやペット先進国が原産のフードまでわかりやすく解説します。
- ペット先進国のランキングが知りたい!
- ペット先進国にはどんな法律があるの?
- 日本との違いは?
上記のように考える方はぜひ参考にしてください。
猫をこよなく愛し、毎日愛猫・ピノの体に顔を埋めています。 「より専門的な知識を身につけて愛猫に元気でいてもらいたい!」という思いから、ペットフード/ペットマナー検定の資格を取得しました。
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ペット先進国はペットに関する法律が制定された国
ペット先進国は、ひとことで言うと「ペットに関する法律が整備されている国」です。
「犬や猫などのペットにも人間と同じ権利がある」という考えのもと、ペットに関する法律の制定や、ペットと暮らしやすい環境の整備を行なっている国を指します。
ペット先進国のランキング
ペット先進国のランキングは、明確には定義・公表されていません。
2018年の動物福祉先進度の資料「最も動物福祉に先進的な国」を参考に、ペット先進国と呼べる国をまとめると以下のようになります。
国名 | 法律の例 |
---|---|
オーストリア | ●ペットショップで犬や猫の販売禁止 ●ドーベルマンの尻尾を切ることを禁止 |
ニュージーランド | ●ペットには必ずマイクロチップをつける ●ペットには十分な水・食事・住まいを与え、常に監視下に置く |
スイス | ●犬には必ずマイクロチップをつける ●猫を1匹だけ飼う場合、毎日人間と接したり、他の猫が目に入ったりする環境をつくる |
イギリス | ●ペットショップで犬や猫の販売禁止 ●ペットにしつけ以外で不要な苦痛を与えてはいけない |
デンマーク | ●子犬は、生後8週間は母犬や兄弟のそばで過ごさなければならない ●飼い主は子犬が健康的に成長できるように、快適な環境を維持しなければならない |
ドイツ | ●ペットショップで犬や猫の販売禁止 ●犬は、生後12ヶ月までは室内で飼育しなければならない |
スウェーデン | ●犬も猫も、ケージの中で飼育は禁止 ●リードをつければ、公共交通機関にペットを同伴できる |
ちなみに、この資料では、日本は50か国中23位でした。
[参考:WorldAtlas] オーストリアは、最も動物福祉の意識が高い国のひとつです。 動物の権利を守る法律では以下のようなことが定められています。 また、オーストリアには動物を殺処分する施設がありません。 様々な事情で手放されることになった犬や猫は、「アニマルシェルター」と呼ばれる施設で保護されます。 保護される期間に期限はなく、新しい飼い主さんが見つかれば引き取られていきます。 当サイトでは、オーストリア産のキャットフードはまだ解析していません。 ニュージーランドは、国民の70%が犬を飼っているペット大国です。 「動物には知覚力がある」という考えのもと、以下のような法律が定められています。 ニュージーランド産のキャットフードには、以下のようなものがあります。 スイスは、ペット先進国の中でも、特に厳しい動物保護法を定めている国です。 スイスは法律を国民投票で決めるため、他の国と比べ独自性の高い内容の法律が多く定められています。 当サイトでは、スイス産のキャットフードはまだ解析していません。 イギリスは、動物の飼育や利用に関する法令が70以上ある国です。 飼育に関する法令には以下のようなものがあります。 また、動物のブリーダーや販売者に関する法令には以下のようなものがあります。 イギリス産のキャットフードには、以下のようなものがあります。 デンマークは、動物に対する暴力や虐待を法律で禁止している国です。 その他にも、以下のような法律が定められています。 当サイトでは、デンマーク産のキャットフードはまだ解析していません。 ドイツは、「犬大国」と呼ばれるほど、人間と犬が一緒に生活していることが当たり前に感じられる国です。 以下のような特徴があります。 また、オーストリアと同じく、ドイツにも動物を殺処分する施設がありません。 様々な事情で手放されることになった犬や猫は、「ティアハイム」と呼ばれる民間の動物保護施設で飼育されます。 ティアハイムはドイツ全土に500施設あり、ペットショップの代わりに、新しく動物を飼いたい人が訪れます。 そのため、ドイツはペットの殺処分ゼロを実現している国のひとつです。 ドイツ産のキャットフードには、以下のようなものがあります。 スウェーデンは、ペットに関する独自の法律がある国です。 法律が厳しいこともあり、動物を飼うことのハードルが高く、ペット先進国の中では飼育数が多くありません。 「犬や猫も、良好な環境で自然な行動ができるようにしなければならない」という考えのもと、以下のような法律が定められています。 スウェーデン産のキャットフードには、以下のようなものがあります。 2018年の動物福祉先進度の資料によると、日本の動物福祉先進度は50か国中23位でした。 そのため、日本はペット先進国とは言えません。ペットに関する法律の整備は、他国に比べ遅れています。 近年定められた法律は、ペット先進国に比べると基本的な内容が多いです。 2008年6月、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(通称・ペットフード安全法)」が成立し、施行されました。 この法律では、ペットフードの成分規格や表示基準を定めています。 ただし、法律上、ペットフードは「食品」の扱いではないため、人間用食品であれば表示義務のある原材料や、使用禁止の原材料も使用される懸念点は残っています。 [参考:環境省] 2019年6月12日、「動物の愛護及び管理に関する法律等の一部を改正する法律」が成立し、同年6月19日に交付されました。 この法律改正によって、犬や猫の販売業者に対し、動物にマイクロチップをつけることなどが義務づけられました。 [参考:動物実験の廃止を求める会(JAVA)] ●動物福祉:動物が主体。動物が幸福に生きる状態。 ちなみに、「愛護」に当てはまる英訳はありません。そのため、動物福祉と動物愛護は、どちらも英語で “Act Welfare” と訳します。 実際、日本はペット先進国ではないため、ペット先進国であれば違法となる人工添加物を使用しているフードもあります。 しかし、国産フードでも、「無添加」「原材料は人間も食べられる品質」など安全性の高いフードは数多くあります。 そのため、一概に国産フードは危険と言い切ることはできません。 以上、この記事ではペット先進国の意味、日本との違いやペット先進国が原産のフードまで解説しました。 愛猫に与えるキャットフードの原産国はどこなのか、考えながら選ぶのも良いでしょう。 そんなお悩みをお持ちの方には、以下のフードをおすすめします。 どれも「危険な添加物不使用」「グレインフリー」「お得な定期コースあり」です。オーストリア
オーストリア産のキャットフード
ニュージーランド
ニュージーランド産のキャットフード
スイス
スイス産のキャットフード
イギリス
イギリス産のキャットフード
デンマーク
デンマークのキャットフード
ドイツ
ドイツ産のキャットフード
スウェーデン
スウェーデン産のキャットフード
ペット先進国における日本の取り組み
ペットフード安全法
動物の愛護及び管理に関する法律
ペット先進国についてよくある質問
動物福祉と動物愛護の違いは?
●動物愛護:人間が主体。動物を愛する気持ち。日本のフードは安全ではないの?
ペット先進国のランキングまとめ
おすすめフード5選 ●モグニャンキャットフード
●カナガンキャットフード チキン
●カナガンキャットフード サーモン
●ジャガーキャットフード
●GRANDS(チキン&サーモン全年齢用)アビシニアン アメリカンショートヘア アメリカンカール エキゾチックショートヘア サイベリアン シャルトリュー シンガプーラ スコティッシュフォールド スフィンクス ソマリ ノルウェージャンフォレストキャット ブリティッシュショートヘア ペルシャ猫 ベンガル猫 マンチカン メインクーン ラグドール ロシアンブルー